ART 境界線上に、溢れ出す「生命」
アノニマス・ライフ 名を明かさない生命
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
開催中〜2013年3月3日(日)
ロボット工学、バイオ・テクノロジー、クローン技術…今、科学の進歩によって、“人”と“テクノロジー”の境界線上で、名付けることのできない“生命”が生まれている。アノニマス(anonymous)とは、匿名の、名前のわからない、個性のないもの、を意味する言葉。本展では、そんな、名付けることのできない“生命”=「アノニマス・ライフ」という言葉を手がかりに、機械と人間の違いであったはずの“生”の意味を問い直すとともに、テクノロジーの進歩が新たな光を当てたセクシュアリティーやアイデンティティーの問題をはじめとする、境界線上の“生”を見つめた作品を紹介する。
自らの身体を使った美容整形手術をパフォーマンスとするフランスのアーティスト・オルランや、靴デザイナー・串野真也とのコラボレーションで、履いて歩くと菜の花の種が植えられる「菜の花ヒール」を制作したスプツニ子!、落語家・桂米朝をモチーフにした「米朝アンドロイド」を手掛けた石黒浩と映像アーティスト・斎藤達也など、7組が出展。生命とは、人間とは、アイデンティティーとは…そんな問いを新たな視点で見つめることができる展覧会。
【時間】11〜18時(入館は閉館の30分前まで)【休】月曜(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始(12/28〜1/4)、保守点検日(2/10)【料金】一般・大学生 500円 高校生以下無料【問い合わせ】 0120-144199(フリーダイヤル)【交通】京王新線 初台駅 東口から徒歩2分 東京オペラシティタワー4階【URL】http://www.ntticc.or.jp