ART その”くに”で、何大臣をやってみる?

坂口恭平 新政府 展 ワタリウム美術館   開催中〜2013年2月3日(日) ※未来編

『0円ハウス』や『独立国家のつくりかた』の著者・坂口恭平の作品と構想を、過去編・未来編に分けて紹介。1978年、熊本生まれの坂口は、早稲田大学理工学部建築学科を卒業しながらも“建物を建てない建築家”として、暮らし、生き方を見つめるクリエイター。隅田川で暮らしていた、ある路上生活者との出会いを機に、移動できる家「モバイルハウス」を制作するようになる。3.11後の2011年5月、『新政府』を樹立し自らを『新政府』の総理大臣と称して“独立国家”作りを開始(ちなみに文部大臣は中沢新一、厚生大臣は映画監督の鎌仲ひとみ)。3万円で借りた熊本の土地を解放し、避難所として被災者らを滞在させるなどの活動を行っている。
 未来編では、過去編でも紹介したモバイルハウスなどの一部展示のほか、2012年11月現在の『新政府』の構想を可視化させた構想案をドローイングなどで展示。『新政府』の新しい貨幣や都市計画などユニークなアイデアを繰り広げ“国づくり”のワクワク感に鑑賞者を巻き込んでいく。

【時間】11〜19時(毎週水曜日は21時まで延長)【休】月曜(12/3、10、17、24 と1/14 は開館)、12/31〜1/3 は休館【料金】大人1000円 学生(25歳以下)800円 会期中何度でも入場できるパスポート制チケット【問い合わせ】03-3402-3001【交通】営団地下鉄・銀座線「外苑前駅」より徒歩8分
【URL】http://www.watarium.co.jp