STAGE フェスのテーマにもっともふさわしい組み合わせ
宝船 番外泥船公演『撫で撫で』
現在注目を集める若い劇団が共通のテーマのもと作品を上演する「演劇村フェスティバル」も今年で5回目。今年は「女性が創る演劇」がテーマ。そして最後を飾るのは宝船の2年ぶりとなる新作公演。
脚本はもちろん、女をこじらせた主人公を描けば天下一品の新井友香。そして今回は演出にブス会*のペヤンヌマキを迎える。ちなみにペヤンヌマキは外部の作品を演出するのは初めて。
「女」ということに対してはこだわりのアプローチを見せる2人が組むと、いったいどんな作品が出来上がるのか…。なんとなく今回のフェスのテーマに最もふさわしい組み合わせではある。
主人公は38歳の女性ふたり。仕事を続けた先に何があるのか、いささか頼りないこの恋人と一生添い遂げる決断をするべきか。結婚したらしたでその先、子どもを持つ人生を選択するかどうか、そもそも持てる可能性はあるのか——。40を前にした女性が、さまざまな〈期限〉を迎える前にあれこれと葛藤し、策を巡らす物語。
観劇の前に劇団ブログで展開された2人の対談に目を通しておくのも良し。
【日時】1月30日(水)〜2月3日(日)(開演は平日19時30分、土14時30分/19時30分、日14時30分。開場は開演30分前。当日券は開演の1時間前)【会場】座・高円寺1(高円寺)【料金】全席指定 前売り・当日4000円【問い合わせ】ハイレグタワー(TEL:03-6804-0384=平日11〜18時) 〔HP〕http://www.highlegjesus.jp/)【作】新井友香【演出】ペヤンヌマキ(ブス会*)【出演】西牟田恵、黒田大輔(THE SHAMPOO HAT)、岩瀬亮、島田桃依(青年団)/飯田一期、伊藤俊輔(ONEOR8)、川面千晶(ハイバイ)、川本直人、佐久間麻由、高松呼志響、山崎和如/高木珠里