STAGE 自信作をキャストもそのままに3年ぶりの再演
ペンギンプルペイルパイルズ『cover』
ペンギンプルペイルパイルズ1年ぶりの公演は2009年の本多劇場初進出時に上演された『cover』の再演。作・演出の倉持裕自身が岸田戯曲賞を受賞した『ワンマン・ショー』と並ぶ自信作であり手ごたえを感じたという作品だ。
描かれているのは30年ぶりに再会する姉弟と、逆に30年のつながりが絶たれようとしている姉弟の物語。初演では、この対になる2組の姉弟のうち、生き別れた姉弟のほうに重きが置かれていたのだが、今回はもう一方の姉弟のドラマを厚くした。再演といっても、限りなくリニューアル。2つの対照的なドラマを通して「血」とか「家族」とか「他人」とかいろいろな関係性について考えさせられる。
3年半ぶりの再演なのにキャストも全く同じ。この間にさまざまな作品に出会い、また取り巻く状況も大きく変わった者もいる。そんなこともひっくるめて、より厚みのある魅力的な登場人物たちを演じてくれるに違いない。
【日時】〜2月17日(日)(開演は平日19時、土日祝15時。13日(水)は14時の回あり。※16日(土)は14時/19時開演。17日(日)は14時開演。6日(水)と12日(火)休演。開場は開演30分前。当日券は開演の1時間前)【会場】シアタートラム(三軒茶屋)【料金】全席指定 前売4800円、当日5200円/高校生以下U24(18〜24歳) 2400円(要事前登録・枚数限定・前売のみ取扱)【問い合わせ】リトルジャイアンツ(TEL:090-8045-2079)【劇団HP】http://www.penguinppp.com/【作・演出】倉持裕【出演】鈴木砂羽/小林高鹿、ぼくもとさきこ、玉置孝匡、近藤フク、吉川純広/谷川昭一朗