ART アメリカ先住民族たちの輝き

エドワード・S・カーティス作品展『アメリカ先住民の肖像』 FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館 3月1日(金)〜5月31日(金)

 ロマンティックなポートレイトや風景写真で成功を収めた写真家エドワード・S・カーティス(1868−1952)が、ネイティブ・アメリカンの姿を記録した、貴重な写真22点を展示。1899年、ニューヨークの大富豪エドワード・H・ハリマンのアラスカ探検隊に同行したことが転機となり、カーティスはネイティブ・アメリカンの撮影に専念。以後、彼らの社会に深く入り込み親交を深め、約30年にわたって彼らの生活や肖像を撮影し続けた。

 その作品は、単なる記録写真ではなく、失われようとするアメリカ先住民の最後の輝きを、深い敬意とともに写し撮っている。特に肖像写真は、人間の尊厳が見事に表現され、気高く美しい作品となっている。

 本展では、1900年代初頭に制作されたオロストーン技法の貴重なヴィンテージプリントを中心に、22点を展示予定。カーティスを魅了したアメリカ先住民たちの輝きを感じとって。

【時間】10〜19時(入館は18時50分まで)【休】会期中無休【料金】入場無料【問い合わせ】03-6271-3350【交通】地下鉄 六本木駅8番出口と直結 ミッドタウン・ウエスト【URL】http://fujifilmsquare.jp