キスマイ・宮田俊哉主演の『キフシャム国の冒険』が18日から上演開始
KOKAMI@networkの第12回公演『キフシャム国の冒険』が18日、初日を迎える。
この作品は主宰を務める鴻上尚史氏が震災後の福島県に足を運んだ際に、目の前に広がる広大な被災地を見ながら「この風景に対抗できる物語はいったいなんだろう?と考えた。そうしたらこれは強力なファンタジーを作るしかないと思った」ことがきっかけとなってできたもの。
物語は未来、再び大地が揺れ、津波が原子力発電所を襲い、一人の主婦が大切な人を亡くしたところから始まる。悲しみからさまよう主婦・奈緒美はひょんなことから不思議な国“キフシャム国”に呼ばれ、王を亡くしたキフシャム国のイリマ王子と冥界への旅に出る――。
癒しと慰めの思いが込められた冒険ファンタジーだ。
イリマ王子役にKis-My-Ft2の宮田俊哉、奈緒美役に高岡早紀、王子のライバルともいえる存在のタチアカを伊礼彼方が演じる。
17日にはフォトコールと囲み取材が行われ、宮田は「舞台稽古の初日からワクワクしていて、とても楽しみ。王子の勇気といったものをお客さんに伝えられれば。そうすれば見に来てくれたみんなにも勇気を与えられるんじゃないかと思います」
作・演出の鴻上氏は宮田を「キスマイの癒し担当。ホントに大した奴です。アニオタで汗をふくタオルには“萌え~”って書いてあるんですけど凄い奴です。僕は感動しました
凄く素直で演技がぐんぐんうまくなっている。多分キスマイの癒し担当としての彼を見に来た人はびっくりすると思います。演出家としてとても幸福な時間を過ごせました」と大絶賛した。
新宿・紀伊國屋ホールで6月11日まで。その後、福岡、大阪でも上演される。