今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 ミ・チョリパン(代々木上原)
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?
“チョリパン”という食べ物をご存知か? チョリソーと野菜などのトッピングをパンで挟んだもので、アルゼンチンのソールフードなんだとか。日本でいえば、おにぎりかラーメンといったところか…。そんなアルゼンチンの庶民の味を完璧に再現したお店がオープン。場所は代々木上原駅からトコトコ歩くこと5〜6分、井の頭通り沿いにアルゼンチンの国旗を窓にはったお店を発見!
メニューはチョリパン(700円)とミニチョリパン(550円)の2種類。ここはチョリパンに、フリートッピング(300円)を選択。まずはパンを2つに切って軽くあぶる。このパンも有名ハンバーガー店でよく使われている峰屋から10種類以上のサンプルを取り寄せ、選んだというこだわりよう。そしてお待ちかねメインのチョリソーを強火で一気に焼く。ここのチョリソーは、豚と牛を半々で使用し、スパイスをきかせた自家製。これもアルゼンチン風。なぜそこまで忠実に再現できるのか? 実はご主人と奥様が世界を放浪していた時にアルゼンチンで出会ったチョリパンに惚れて、現地のお店に通いつめ修行をし、レシピと味を伝授されたんだとか。なるほど、どうりで本場の味や!(行ったことはないけど…)。そして焼けたチョリソーをパンに乗せたら、あとは自分で好きなものをトッピング。レタス、トマト、炒め玉ねぎ、ネギマヨネーズなどをどんどん乗せていく。そして味の決め手が、チミチュリというこれもアルゼンチン発祥のソース。野菜や香辛料にオイルや酢などを混ぜたもので、アルゼンチンでは各家庭にあるほどポピュラーなもの。最初はホットドッグ的なもの?ぐらいの認識だったが、食べてみるとこれが、なんとも複雑で深い味わい。しかし、辛いとかクドいとかではなく、いろいろな香辛料が、野菜が、そしてパンがうまい具合に調和して、実にさっぱりと食べられるのだ。こんなのが普通に屋台で売っていたら、そりゃ毎日食べるわ。
チョリパン専門店は日本初とあって、口コミで関東に住むアルゼンチンの方も多く訪れ、“本場のチョリパンよりうまい!”という人もいるとか。この店、アルゼンチン人の心の故郷に認定!
【住所】渋谷区上原2-4-8【TEL】03-5790-9300【営業時間】平日12〜21時、土日祝11〜20時【定休】火、第2・4月曜(祝日は営業)