「よく分からないけど面白い」!? 松本人志最新作『R100』全米公開決定!

20130925b.jpg 松本人志監督の最新作『R100』の完成披露試写会が都内にて行われ、松本監督と、主演の大森南朋ら豪華キャストが勢ぞろいした。


『R100』は、松本監督作品第4作目。大森演じる主人公が、謎のクラブに入会したことで、運命を狂わせていく物語。


 この日は、大森をはじめ大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、前田吟、YOU、西本晴紀、松尾スズキ、渡部篤郎という超豪華キャストが登壇。冒頭、大森は「この映画は、松本監督の頭の中に入ったような感覚の映画だと思います。これからぼくのあられもない姿を皆さんがご覧になると思うと心が痛むのですが(笑)、楽しんでいただけたらうれしいです」と笑いを含みつつ、あいさつ。劇中でボンテージ姿を披露した女優陣も「なんだか"やってしまった感のある映画"」(大地)、「一言でいうと"よくわからない映画"です」(冨永)と評しつつも、一様に「だから面白い」と、作品の世界に魅力されたようすだった。


 また、寺島が「(劇中で)大森さんをぼこぼこにするのですが、やっているうちにSの気持ちになっていくものですね。実は、今日は松本監督の大ファンの旦那が見に来ているんです。家に帰って、せがまれたらどうしよう(笑)」と言うと、松本監督が「そういえば撮影中、寺島さんはムチをしばらく放しませんでしたよね。(ムチが)いつの間にかなくなったという噂も...(笑)」と調子を合わせ、会場を爆笑させる一幕も。


 第38回トロント国際映画祭でも上映され、観客の笑いをとったという本作。監督は「実は映画でコメディーをやろうとしたことはないんです」と明かしつつ「今回は特に素晴らしい役者さんたちとご一緒できましたし、それで、圧力鍋といいますか、蒸気がぶわっと湧き上がるように自然に笑いが起きたら、それはそれでいいのではないか、そう思っています」と語った。


 また、全米公開が決定したことについて「監督としてはまだまだ新人だと自分では思っていますが、その割にはがんばったなと思っています」と、意気込んだ。


『R100』は10月5日より全国公開。