クドカンの新作書き下ろし『万獣こわい』に小池栄子、夏帆が出演
生瀬勝久、池田成志、古田新太の3人によるユニット『ねずみの三銃士』の3回目の公演『万獣こわい』が3月15日から東京・渋谷のパルコ劇場で上演される。
このユニットは「今一番やりたい芝居を自分たちの手で上演したい」という3人の思いから2004年に立ち上がったもの。当時売り出し中だった大人計画の宮藤官九郎と演出家の河原雅彦をそれぞれ作・演出に迎え、第1回公演『鈍獣』を上演した。
この『鈍獣』で宮藤は岸田國士戯曲賞を受賞。その後、映画化もされるなど、大きな話題を呼んだ。
5年後の2009年には宮藤×河原のコンビはそのままに、三田佳子をゲスト主役に迎え、第2回公演『印獣』を上演した。
そしてまた5年の月日を経て、待望の第3回公演が行われる。もちろん今回も作・宮藤、演出・河原のゴールデンコンビは継続。ゲストには小池栄子、夏帆、小松和重。生瀬らとも共演したこともある3人ということもあって、6日に行われた製作発表会見でも息の合ったやりとりを見せていた。
会見では「今回もえげつなくて笑えるお話になると思います」(生瀬)、「わがままをできるだけ形にする、うまいこと作品にできたら」(池田)と、今回も規格外の破天荒な作品になることは間違いなさそう。
ちなみに古田はインフルエンザで会見を欠席。「インフルってしまいました。予防注射2回も打ったのに…。タミフルが効くことを願い、面白い作品を作るべく頑張ります。イン古田エンザ新太」というメッセージが生瀬によって紹介された。
本作は東京を皮切りに北海道から沖縄まで全国9カ所で上演される。