マキタスポーツ”パクリ”ファッションで著書PR!『すべてのJ-POPはパクリである』
お笑い芸人で俳優のマキタスポーツが8日、池袋リブロで、著書『すべてのJ-POP はパクリである~現代ポップス論考~』の発売記念サイン会を行った。サイン会には、ゴーストライター問題の佐村河内守さんを"パクった"出で立ちで登場。思いがけないサプライズに、大雪にもかかわらず足を運んだファンはたちは大喜びだった。「(この本を)佐村河内さんにおススメしたい」と、マキタスポーツ。「創作意欲があるのなら(佐村河内さんと)一緒に組みたい。まずはキャッチボールから」と、コラボの可能性も語った。
同書は、マキタスポーツの代名詞で、自身が敬愛するアーティストの楽曲に多く登場するコードやメロディーの進行、言葉などをつなげて見せ聞かせる「作詞作曲ものまね」や、リサーチによってはじき出した『ヒット曲の法則』にしたがって作った曲『十年目のプロポーズ』を活字化したともいえる作品。彼なりの楽曲の分析の方法、作り方、表現方法などを、包み隠さず明らかにした「マジックの種明かし本」で、J-`POPを楽しむ新たなアングルを提示する一冊でもある。
「僕は音楽理論は分かりません。楽譜も読めません。ただ、佐村河内さんの図表のように、僕なりにやり方がある。それをやっていくと、作詞作曲ものまねもできるし、オリジナル曲もゴーストに頼らずとも自分の力で作ることが可能なんです。佐村河内さんにもおススメしたい本です」と、プッシュした。
映画『苦役列車』でブルーリボン賞を獲得してから、役者としての活躍も目立つが、「まだまだ僕の(労働)単価は低い。活字化するのは大変な作業で、(本書は)その結晶。印税には期待しています」と、切実だった。
扶桑社より発売中。1260円。