斬新なキャスティングにひとまず目をひかれる『フローズン・ビーチ』
ナイロン100℃のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が1998年に書き下ろし、岸田戯曲賞を受賞したこの『フローズン・ビーチ』は、日本の演劇史上における「シリアス・コメディーの代表作」とまでいわれる作品だ。
舞台は不穏な空気が漂う南海の孤島。モダンな別荘に5人の女たちが集まった。家の主である双子の姉妹・愛と萌、継母の咲恵、愛の友人の千津とその友人の市子。それぞれの思惑が交錯する中、起きたのは殺人と事故死、行き違いと思い込み。その8年後、再び別荘に4人の女が集い、またしても復習と殺人が起こる…。
過去にナイロン100℃で1998年(初演)の後、2002年に再演されて以降、上演されることのなかったこの作品を石田えり、松田美由紀、渡辺真起子、山口美也子という斬新なキャストで送る。
1月に横浜でプレビュー公演を行い、全国を回ったうえでの東京公演。
【日時】3月10日(月)〜19日(水)(開演は10・11日19時、12・14・17・19日14時、13・18日14時/19時、15日13時/18時、16日13時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】CBGK シブゲキ!!(渋谷)【料金】全席指定 前売6500円/当日 6800円【問い合わせ】オフィス・REN(TEL:03-5829-8031=平日12〜18時 [公式サイト]http://www.frozenbeach.info/)【作】ケラリーノ・サンドロヴィッチ【演出】高羽彩【出演】石田えり、松田美由紀、渡辺真起子、山口美也子