再発見の楽しみ「101年目のロバート・キャパ 誰もがボブに憧れた」

東京都写真美術館 3月22日 (土) 〜 5月11日 (日)

 キャパの生誕から101年目に合わせ“伝説の戦場カメラマン”ロバート・キャパから“人間・キャパ”へと焦点を変え彼の等身大の魅力を紹介する。
 スペイン戦争や第二次世界大戦など数多く戦場で歴史的瞬間をとらえ、報道写真の伝説となったキャパ(本名アンドレ・フリードマン)。一方で彼は、ギャンブルが好きで女性たちを愛し、多くの友人たちから“ボブ”と親しまれたふつうの男でもあった。その生涯も決して順風とはいえず、愛した女性・ゲルダ・タローとの死別や写真家としての葛藤など、幾度となく挫折や失意を経験している。
 本展では、東京富士美術館のコレクションを中心に、キャパの真骨頂ともいえるユーモアや生きる喜びが表れた作品を中心に5章で構成。1932年に撮影した亡命中のトロツキーや、第二次世界大戦、スペイン内戦時の戦場写真といった時代をとらえた作品の他、戦場で垣間見られた人間性をとらえた作品、“恋多き”男という一面を伝える作品、さらには日本初公開となる、キャパがベッドで眠るゲルダをとらえた写真も登場する。

【時間】10〜18時(木・金は20時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】月曜(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館)【料金】一般1100円 学生 900円 中高生・65歳以上700円 【問い合わせ】03-3280-0099【交通】JR恵比寿駅東口より徒歩約7分(動く通路使用)恵比寿ガーデンプレイス内【URL】http://capa101.jp/