日本の美を再発見「開山・栄西禅師800年遠忌 特別展『栄西と建仁寺』」
東京国立博物館 平成館 開催中〜5月18日(日)
今年は、日本に禅宗(臨済宗)を広め、京都最古の禅寺・建仁寺を開創した栄西禅師(ようさいぜんじ、1141〜1215)の800年遠忌にあたる年。これにあわせ、栄西ならびに建仁寺にゆかりの宝物が東京国立博物館に集結。
展覧会では、近年、著作や自筆書状の発見が相次ぎ、関連研究が進んでいる栄西の足跡を、貴重な資料でたどる。栄西の著述のほか、建仁寺に関わりのある禅僧の活動も紹介し、栄西の伝えようとしたものや、建仁寺が日本文化の発展に果たした役割を検証する。
さらに、建仁寺ゆかりの名品たちも本展の大きな見どころ。会場では、建仁寺の至宝といわれる俵屋宗達の最高傑作、国宝『風神雷神図屏風』を全期間展示。また、尾形光琳の重文『風神雷神図屏風』も、本館7室〈日本美術の流れ〉で展示されるので、両者を見比べて鑑賞するのもおすすめだ。他にも、安土桃山時代に海北友松によって描かれた重要文化財の『雲龍図』など、800年の時を経て伝えられる日本の美に感動必至。
【時間】9時30分〜17時(金曜は20時まで。土日祝および休日は18時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】月曜(4/28、5/5は開館、5/7は休館)【料金】一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】JR上野駅公園口 鶯谷駅より徒歩10分【URL】http://yosai2014.jp/