日本の美を再発見『のぞいてびっくり江戸絵画−科学の眼、視覚のふしぎ−』

サントリー美術館 開催中〜5月11日(日)

 西洋の遠近法を用いた風景図や、顕微鏡による知見を取り入れた拡大図、博物学の知識を踏まえた写生図など、巧みに視覚効果を取り入れた江戸絵画が集結。
 異国文化に大きな関心を持っていた八代将軍・徳川吉宗が漢訳洋書の輸入規制を緩和した結果、江戸では新たな美術作品が生み出されることになった。本展では、江戸時代後期に花開いた“視覚文化”を、約160点の作品で紹介。小田野直武や司馬江漢、葛飾北斎らによる遠近法を用いた作品、当時の人々が顕微鏡でのぞいたミクロの世界、さらには影絵や寄せ絵といった遊び心にあふれた作品も多数登場する。
 江戸時代後期の人々の豊かな想像力や観察眼、表現力に触れることができる、ユニークな展覧会だ。

【時間】10〜18時(金・土は20時まで。※4/28、5/4、5/5は20時まで開館。4/19は『六本木アートナイト』のため24時まで開館。いずれも入館は閉館の30分前まで)【休】火曜(4/29、5/6は開館)【料金】一般1300円、大学・高校生1000円 【問い合わせ】03-3479-8600【交通】大江戸線 六本木駅 出口8より直結 東京ミッドタウンガレリア3F【URL】http://suntory.jp/SMA/