やると決めたらなんでもできる。垣根も越えられる 台湾・日本国際共同企画 川端康成三部作『片腕』『少年』『水晶幻想』
日本と台湾で活動する3人のアーティスト、ノゾエ征爾、劉亮延、山縣美礼が川端康成の短編を舞台化する。2010年に「アジア舞台芸術祭」で出会った3人が本企画をカンパニーとして立ち上げ、2012年より台湾と日本で3作品を上演した。今回はその3作品を一堂に集め上演する。
ノゾエが演出する『片腕』は若い娘の片腕と男の一晩の物語。日本と中国の俳優が出演する。劉は川端の絶版小説『少年』を脚本・演出。こちらは日本人ダンサーが主演を務める。『水晶幻想』は山縣が演出・振付を担当し、台湾のダンサーが舞う。
民間の交流は頻繁ではあるが、日本と台湾には国交はない。日中台のアーティストが国境を越えて作品に取り組むことによって、国家の果たすことのできない文化的交流を実現し、また異文化を取り入れることによって各アーティストたちが、その芸術性を深めていく企画となっている。
【日時】4月16日(水)〜21日(月)(開演は水金19時30分、木15時/19時30分、土13時/18時、日月15時。開場は開演30分前。当日券は開演40分前)【会場】こまばアゴラ劇場(駒場東大前)【料金】日時指定・全席自由席 前売3300円/当日3800円/学生2800円【問い合わせ】川端康成トリロジー(http://www.kawabatatrilogy.org/ [HP]http://www.kawabatatrilogy.org/)【原作】川端康成〈片腕〉【演出・脚色】ノゾエ征爾【出演】中川晴樹(ヨーロッパ企画)、菊沢将憲、陳元元 〈少年〉【演出・脚色】劉亮延【出演】川口隆夫 〈水晶幻想〉【演出・振付】山縣美礼【出演】卓庭竹(Cloud Gate Dance Theatre出身)