世界をつなげる、かすがい「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」

森美術館 5月31日(土)〜8月31日(日)

 19世紀後半のニューヨークで、貧しい移民の暮らしを取材した写真家ジェイコブ・A・リースは、英語が不自由な両親の橋渡しをする移民の子供たちを“ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者)”と呼んだ。異なる文化の間、現実と想像の世界の間など、さまざまな境界を自由に行き来する子供たち。本展では、そんな子供の性質に注目し、その視点を通して世界を展望しようと試みる。展覧会では、前述のリースらの19世紀末から20世紀初頭の写真や、日系人収容所の様子を写した宮武東洋の写真など貴重な歴史資料を展示。さらに国際的に活躍するアーティストたちの日本初公開作品が多数登場。また奈良美智の『ミッシング・イン・アクション』も本邦初公開となる。

【時間】10〜22時(火曜日のみ17時まで。入館は閉館時間の30分前まで)【休】会期中無休【料金】一般1500円、学生(高校・大学生)1000円、子供(4歳〜中学生)500円【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】地下鉄 日比谷線 六本木駅より徒歩0分(コンコースにて直結)。六本木ヒルズ森タワー 53階【URL】http://www.mori.art.museum/contents/go_betweens/