サッカー日本代表のアギーレ新監督「すべての選手にドアは開いている」

 サッカー日本代表の新監督に就任したハビエル・アギーレ監督が11日来日し、都内のホテルで来日会見を行った。
 会見には日本サッカー協会の大仁邦弥会長、原博実専務理事兼技術委員長、アギーレ監督が登壇した。
 アギーレ監督は代表監督就任について「実は南アフリカのW杯が終わった時に一度声をかけていただきましたが、その時は個人的な事情で受けることができなかった。しかしその後も日本サッカー協会の方とは連絡を取っていた。そしてブラジルのW杯が終わった時に再度アプローチがあり、今回合意に至りました」と挨拶。その後の質疑応答では「オファーが“ロシアのW杯を目指したい” という真摯な内容だったので魅力を感じた。4年前にも声をかけていただいたが、その4年後にまた声をかけていただいたということは、真面目に考えて私にオファーを掛けてくれていると感じた」と就任へ至る思いを語った。
 気になる選手選考については「とにかく将来性のある選手を呼びたい。代表チームに入ることに意欲的な選手、国を背負ってプレーする気持ちを持っている選手。自分個人ではなくチームとしてのプレーができる、試合に貢献できる選手を選びたい」とした。具体的な選考過程に関しては「とにかく実際に見るということを重要視したい。国内外でプレーしているすべての選手にドアは開いている。試合中だけでなくそれ以外の時間帯でもどのような行動を取るかということも含めて見ていきたいと思っている」と語った。また「できるだけ数多くのJリーグの試合を見たい」とも語っており、ザッケローニ前監督の時はなかなか声がかからなかったJリーグの選手にも大きくチャンスが広がった印象だ。
 アギーレ監督の初陣は9月5日の札幌ドームのウルグアイ代表との一戦となる。