映画『劇場版 零〜ゼロ〜』出演 中条あやみ&森川葵 

 現在公開中の話題作『劇場版 零〜ゼロ〜』で主演する中条あやみ&森川葵が登場。超人気モデルでもある2人が“美しすぎるホラー”を語る!
(写真左・中条あやみ 写真右・森川葵 撮影・蔦野裕)
 森の中の女学校。学園のカリスマ的存在である美少女・アヤが自室に閉じこもって以来、なぜか次々と少女たちが消えていく…。人気ゲームから生まれたオリジナルストーリーを、中条あやみと森川葵共演で描いた注目ホラー。呪いの鍵を握る美少女・アヤを演じるのは今回が映画初主演となる中条あやみ。

中条「最初に台本を読んだときにホラーというよりミステリーを読んでいるような感じがしたんです。台本からも映像の美しさをイメージできて、美しい映画になると思いました」

 失跡事件の謎を追うミチ役には、若手演技派として注目の森川葵。

森川「私も撮影前からすごく楽しみで、実際、本当に楽しかったです。非現実的な状況が目の前で起こるんですから。映画で見ると怖いシーンなんですけど、その場に立っているとシュールさが楽しくて(笑)」

 普段の自分とは違う性格の人物を演じることができたのも楽しかった、と2人。

森川「実際にそういう状況になったら、私なら絶対に謎を解こうなんて思わないです(笑)。ミチは恐怖を感じながらも、自ら進んで呪いの謎を解こうと行動を起こしていくんです。怖いんなら引き返せばいいのに(笑)。でもミチは、友達を助けたいという思いで、必死だったんでしょうね」

中条「私が演じたアヤはミステリアスな役柄でクラスのあこがれ的な存在なんですけど、私自身は正反対(笑)。孤高の美少女の気持ちを一生懸命想像しながら演じていました」

 ちなみに“恐怖体験”をしたことは?

森川「私は無いんですけどモデルって“見える”人がけっこう多いんですよ」
中条「よく聞きますよね」
森川「Aさんが、霊感の強いBさんから“こういう服を着た人があなたの後ろにいる”と言われ、別の日に、他の霊感の強い人から同じことを言われた…みたいな話とか」
中条「私は以前、雑誌の怖い話をする企画で、私が話をしている最中に電動のコーヒーメーカーが勝手に作動し始めて。後で聞いたらボタンを押さないと作動しない機械だったんです…」

 ちなみに2人に霊感は?

2人「一切ないです(笑)」
中条「そもそも私、怖い映画が苦手で(笑)。映画は好きで、大作系からミニシアター系まで見ているんですけど…(笑)」
森川「私も怖い映画は苦手(笑)」
中条「でも演じるのは楽しいと思いました(笑)。先日、映画館に行ったとき本作の予告編が流れたんです。私の写真がバッと出たところで後ろの席の女の子たちが悲鳴を上げたんですよ。あれは妙にうれしかった(笑)」
森川「今回の作品は、怖いシーンもありますけど、それに負けないくらい映像の美しさも楽しめると思います」

 女優として初共演した本作で、互いに新たな魅力を発見した様子。

森川「中条さんは、モデルのときは、ふわっとしていてかわいらしい印象なんですけど、撮影現場では芯の強さいうか、意気込みが伝わってきました。“よし、やってやるぜ!”みたいな(笑)」
中条「森川さんも、モデルのときと全然違っていました。私は初めての映画出演だったので、共演者の方々も初めてご一緒する方ばかりだったんですけど、先輩の森川さんがいるからすごく安心できました。一方で、カメラが回ると真剣にぶつかってきてくれたので、私も演技に入りやすかった。森川さんは切り替えがすごく早いんです。オンとオフというか、カメラが回った瞬間に演技にすっと入ることができる」
森川「中条さんは、今回が初めての映画の現場だったけど、監督の細かな指示にもきちんと応えていて。私も見習わないと(笑)」
中条「森川さんは自分の考えをしっかり持っていて、そのうえで監督とお芝居を作っていけるのであこがれます。思うように演じられなくてヘコむこともありましたけど、森川さんから元気をもらって頑張りました。クランクアップのとき、監督から“アヤが中条さんでよかった”と言われた時は号泣しちゃいました(笑)」
森川「こういう機会も、なかなか無いと思うんですよね。モデル仲間だった中条さんと映画で一緒に仕事できて本当によかった」
中条「私も本当にそう思ってます!」

 2人の絆が生んだ、恐ろしくも美しい競演を楽しんで! (本紙・秋吉布由子)
『劇場版 零 〜ゼロ〜』
監督:安里麻里 出演:中条あやみ、森川葵他/1時間45分/KADOKAWA配給/TOHOシネマズ日本橋他にて公開中 
主題歌:JAMOSA『LOVE AIN’T EASY』(rhythm zone) 公式サイト
©2014「劇場版 零〜ゼロ〜」製作委員会