鈴木砂羽が初監督に挑戦
CS放送の女性チャンネル♪LaLa TVの開局15周年記念ドラマで、女優の鈴木砂羽が監督デビュー。ジェーン・スーのベストセラー『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)を原作にした101本のドラマの中の1話3エピソードで初監督をつとめた。
「以前から、自分の中で監督をやってみたいなという思いがあったので、オファーをいただいた時は、渡りに船という感じで、やらせていただきたいと。演技をしている時も、自分の中に演出家の目線を感じていたので、その可能性を広げてみたいと思っていたんです。実際やってみて? 単純にすごく楽しかったです。自分の撮りたいものを撮りたいように撮らせてほしいとお願いしていて、本当にやりたいようにさせていただいた。だから苦労とかも全然なかったです」
主演はたんぽぽの川村エミコ。
「意外性を突きたかったというのと、心の中ではいろいろな事を考えているけど、それがあまり顔に出ない人を探していたので、川村さんのこけしフェイスがぴったりだと思ってオファーしました(笑)。監督としては彼女が持っているスキルを120%引き出せたかなと思っています」
女優・川村の魅力は?
「まず、私があんなに何度も同じことをやらされたら怒ったりするかもしれませんが(笑)、川村さんは非常に辛抱強く、すごくテンションの高い長ゼリフを何度もやってくださるなど、根性とガッツが素晴らしかったです。川村さんも私がやってほしいことを演じながら伝えたので、すごく分かりやすいと言って下さって。でも川村さんの顔が面白すぎて、モニターを見てずっと笑っていました(笑)」
鈴木が女優として出演する回もある。
「今回の企画は、監督、脚本家、女優がいろいろなカードの組み合わせで作品を作るので、毎回いろいろなシチュエーションのドラマが楽しめます。私が監督した作品はもちろん、他の作品もそれぞれおもしろいので、ぜひ見て下さい」