大人の物語を真正面からと斜め後ろから
月影番外地その4『つんざき行路、されるがまま』

 その時々に一緒にやってみたいと思った作家・演出家、そして共演者を集め、数々の話題作を発表し続け2006年に10本目の作品を上演。文字通り十番勝負も完結となったのだが、高田本人、他のキャストやスタッフの「まだ続けたい」という思いと、なによりもファンの「まだまだ見たい」という思いがあって、2008年に『月影番外地』として復活。今回はその4作目。高田が演じるのは夫の前から突如姿を消してしまう女・吹子。その夫婦は子供こそいなかったが、仲睦まじく幸せに暮らしていた。しかし吹子はある日突然姿を消す。驚く夫は吹子を探すのだが、その過程で吹子の秘密が明らかになっていく…。最愛の妻はなんと“口笛”だったのだ!?

 前回公演に続き脚本は福原充則、演出に木野花。福原は現在、あらゆるジャンルで注目を集める作・演出家。木野は十番勝負のころから何度も演出を務め、月影——の世界観を熟知した存在。追わせるストーリーでありながら、脚本上の仕掛けも気になる作品。

【日時】11月7日(金)〜16日(日)(開演は平日19時、土日13時/18時。11日(火)と13日(木)は14時の回あり。9日(日)は14時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】ザ・スズナリ(下北沢)【料金】全席指定 4500円(7〜9日)、4900円(10日以降)【問い合わせ】サンライズプロモーション東京(TEL:0570-00-3337 [HP]http://www.sunrisetokyo.com/  [ブログ]http://tsukikagebangaichi.blog.fc2.com/)【作】福原充則【演出】木野花【出演】高田聖子、粟根まこと、竹井亮介、植田裕一、田村健太郎