写真がいざなう、新たな世界「蜷川実花:Self-image」
原美術館 開催中〜5月10日(日)
極彩色の鮮烈なビジュアルの作品で、国際的に知られる写真家・蜷川実花の醍醐味に迫る注目の個展。
“蜷川カラー”とも呼ばれる独特のビジュアルで、アイドルやモデル、花々の美しさを色鮮やかに表現しながらも、同時にその華やかさや幸福感と隣り合わせにある歪みや衰退の影、死の気配をもとらえ続けてきた蜷川。近年は映画やミュージックビデオなどの映像作品や、ファッションデザイナーとのコラボレーションなど活動の幅を広げながら、独自のスタイルを貫く表現者として注目を集めている。
本展では、初期から断続的に撮影してきたモノクロームのセルフポートレイトを中心に、闇や影の部分に目を向け新境地を開いたシリーズ『noir』(2010年―)や、2010年の春に目黒川の桜が川面に散る様を一心不乱に3時間で撮影した『PLANT A TREE』(2011年)という代表的シリーズ、さらに渋谷慶一郎、evalaとコラボした新作映像のインスタレーションも展示する。
原美術館ならではの各空間に現れる蜷川実花の世界。新たな魅力と出会えるはず。
【時間】11〜17時(水曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】月曜(5/4は開館)、5/7【料金】一般1100円、大学生700円、小中生500円【問い合わせ】03-3445-0651【交通】JR・京急 品川駅 高輪口より徒歩15分【URL】http://www.haramuseum.or.jp/