まずは町医者で診断を　劉勇さん（医学博士）

　1958年に中国で生まれ、中国では外科麻酔医として活躍。日本に拠点を移されたのは？

「1983年です。大学の病院で仕事をしているうちに、もっと世界を見たいな、と思いました。日本は東洋医学が進んでいるということもあって、ぜひ日本に行きたいと思ったのがきっかけです」

　初めて会った人でも体の症状をぴたりと言い当てる。

「普通の人も、相手の顔色を見て判断します。特に我々のような専門家ですと、皮膚の色、目の色、全体の体の歪みといったことをちょっとした仕種で、内臓の異常が察知できるんです」

　どういうふうにチェックすれば？

「人間ドックはすごくいいと思うんですが、体に異常が出たら、できれば普通の町医者のところに行って、血液検査とか尿検査、血糖の検査とか、そういう気軽にできることを皆さん利用したほうがいいんじゃないかと思います」

　専門家にうかがうのもなんですが、劉先生の若さの秘訣は？

「よく食べよく寝る。24時間前食べたものを必ず消化させる。お腹のツボをきちんと刺激したりとか、ちょっとした筋トレ。寝ているうちに血が濃くなってしまうので、朝起きると、少しぬるま湯を飲む。三食をきちんと時間通りに食べる。暴飲暴食は要注意です。あとストレスをためてはいけません」