三上博史、新たなる代表作の予感『タンゴ・冬の終わりに』パルコ・プロデュース
清水邦夫書き下ろし、蜷川幸雄演出で1984年にパルコ劇場で初演された『タンゴ・冬の終わりに』は86年に同じキャストで再演され、91年にはロンドン・ウェストエンドでアラン・リックマン主演で上演された。当時、日本の作品が海外でその地の俳優と日本のスタッフによって上演されるのはまれなことで大きな話題を呼んだ。
有名な舞台俳優だった清村盛は3年前、突然引退を宣言し、妻・ぎんとともに日本海に面した実家の古びた映画館に引きこもった生活を送っている。捨てたはずの華やかな俳優人生を忘れられない盛の精神状態は日々悪化していた。そこにある日、盛と恋愛関係にあったらしい若く美しい女優、名和水尾が夫・連とともに訪れる。
主役の清村盛を演じるのは三上博史。
三上、パルコといって頭に浮かぶのは、やはり『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』なのだが、実はもう10年も前の話。『ヘドウィグ——』に代わる三上の代表作となりそうな予感。
演出は、最近では積極的に舞台に進出している行定勲。
【日時】9月5日(土)〜27日(日)(開演は日月14時、火金19時、水木土14時/19時。※5日(土)は19時、10日(木)は14時、23日(水)は14時開演。8・16・22日休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】パルコ劇場(渋谷)【料金】全席指定 9500円/U-25チケット6000円 (観劇時 25 歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書。チケットぴあ・前売り販売のみの取り扱い)【問い合わせ】パルコ劇場(TEL:03-3477-5858 [HP]http://www.parco-play.com/)【作】清水邦夫【演出】行定勲【出演】三上博史、倉科カナ、神野三鈴、岡田義徳、有福正志、有川マコト、小椋毅、河井青葉、梅沢昌代、ユースケ・サンタマリア 他