中世の風を感じる、本邦初の注目企画展!「日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」

国立新美術館 7月13日(水)〜10月10日(月・祝)
ジョヴァンニ・ベッリーニ『聖母子(赤い智天使の聖母)』アカデミア美術館蔵

 14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心に約2000点を超えるコレクションを誇る、イタリアのアカデミア美術館。日本とイタリアの国交樹立150周年を記念して、同館の所蔵品による展覧会を日本で初めて開催。ルネサンス期のヴェネツィア絵画をテーマに、選りすぐりの名画約60点を展示。15世紀から17世紀初頭にいたるヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望する。

 展示されるのは、ジョヴァンニ・ベッリーニからクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼら、名だたる巨匠たちの傑作。中でも、ヴェネツィア盛期ルネサンス最大の巨匠ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作『受胎告知』(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品されるのは見逃せない。

 ルネサンス期に焦点を絞りヴェネツィア絵画を紹介する試みは、これまで国内ではほとんど例が無く、その意味でも本展は見ごたえある展覧会となっている。ヴェネツィア・ルネサンスの黎明期からその終焉までを、数々の傑作とともにじっくり堪能しよう。

【時間】10〜18時(金曜および8/6、13、20は20時まで。入場は閉館の30分前まで)
【休】火曜(8/16は開館)
【料金】一般1600円、大学生1200円、高校生800円
【問い合わせ】03-5770-8600(ハローダイヤル)
【交通】地下鉄 千代田線 乃木坂駅 出口6(美術館直結)
【URL】 http://www.tbs.co.jp/venice2016/