RIZINが無差別級トーナメント開催発表! ミルコがサプライズ参戦

9月大会に参戦する選手たち(撮影・柄本まなみ)

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONがが16日、都内で会見を開き『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント』の開催を発表した。
 トーナメントには14人が参加。9月25日の開幕戦は1回戦を行い、12月29日の2ND ROUNDで準々決勝、31日のFINAL ROUNDでは準決勝と決勝が行われる。会場はいずれもさいたまスーパーアリーナ。
 会見には藤田和之、バルト、ヴァンダレイ・シウバ、そしてサプライズでミルコ・クロコップが登場した。
 この日は日本人代表決定戦という位置付けも兼ねた藤田vsバルト戦とシウバが1回戦をシードされ、2ND ROUNDから出場することが発表された。またもう1人「主催者推薦枠」を設けることから、開幕戦ではミルコのカードを含む1回戦6試合が組まれるが、出場選手と対戦カードについては8月中にも発表される見込みだ。
 榊原信行RIZIN実行委員長は「主催者推薦枠」について「夏のリオ五輪後に何かが起こると思っている」とオリンピアンのサプライズ出場に期待を寄せた。他の出場者については「世界中の30団体からオファーをいただいている。世界中のプロモーションの熱きファイターを日本に集結させる」と語った。続けて高田延彦統括本部長が「ファンの声もいただきたい」と提案。その場でツイッターのハッシュタグ「♯RIZIN2016」を決定し、選手選考にファンからの声を参考にすることとなった。

トーナメントに参戦する藤田、ミルコ、シウバ、バルト(左から)

 バルトは「ファンの皆さんを喜ばせる試合をしたい」、藤田は「自分に残された時間、与えられたチャンスに感謝しつつ、精いっぱい覚悟し、行きつくところまで行きたい。バルトは伸びしろは今回のトーナメントで一番あると思う。飲み込まれないよう、全力を尽くしたい」、シウバは「世界最高峰のファイターとともにまたここに座れてうれしい。最高のファイターとプロモーターがいる。あとはファンのみなさんの力が必要。一緒に協力しあえばRIZINをPRIDEと同じような世界最高峰のイベントに拡大できると思う。12月にはみんな蹴散らして私が優勝する。ミルコとは1勝1敗で、前回は悔しい思いをしたので、ぜひ12月に戦いたい」、ミルコは「フランクフルトの空港でポケモンGOをやっていて、そのままフォローしてきたら、なんと日本に着いてしまいました。その様子がインスタグラム等で世界中で100万ビューになったそうで…。そして六本木の交差点で榊原さんにバッタリ会い、“今日、記者会見があるから来ないか”と誘われて、今ここにいます。短パンだったんですが、榊原さんがスーツと靴を買ってくれたので、そのまま記者会見に来てしまいました。PRIDE時代から榊原さんにはお世話になっていたので、もちろん断ることもなく、ここに来られてうれしく思っています」とそれぞれ語った。
 なおミルコはUFCとの契約解除が完了していること。そしてUSADA(米国アンチドーピング機構)から、「サンプル3体から違反となるステロイド系は何も検出されなかった」という内容のレターが届いていることが明かされた。