【時を超えて、伝えられるもの】写大ギャラリーコレクションより 東京工芸大学同窓会90周年記念写真展「90 years」

東京工芸大学 写大ギャラリー 9月1日(木)〜10月2日(日)
細江英公『薔薇刑』#32 1962年/東京工芸大学 写大ギャラリー所蔵

 東京工芸大学は、小西写真専門学校(旧制専門学校)として1923年に創立。1926年に校名を東京写真専門学校に改称した際に同窓会が発足。その創設90年を記念し、創設から現在までに同校が輩出した写真家たちの作品を、写大ギャラリーのコレクションの中から選りすぐって展示する。

 本展では、文部科学大臣が選出する文化功労者に選ばれた渡辺義雄(1928年卒)、田沼武能(1949年卒)、細江英公(1954年卒)といった昭和を代表する写真家たちの作品から、本城直季(2004年卒)や、高木こずえ(2007年卒)といった木村伊兵衛写真賞も受賞した気鋭の写真家まで、同窓会90年の歴史の中で生まれた才能の数々を一挙紹介。

 1975年に細江英公の発案により同校に開設された写大ギャラリーでは、国内外の著名な写真作品など約1万点のオリジナルプリントを所蔵。その中には、同校出身作家の作品も、もちろんオリジナルプリントで所蔵している。

 出展作品の豪華さもさることながら、日本の写真表現の90年、そして時代の流れとしての90年を、楽しんでみては。

【時間】10〜20時【休】会期中無休【料金】入場無料【問い合わせ】03-3372-1321(代)【交通】地下鉄 中野坂上駅1番出口より徒歩7分【URL】 http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/