SB史上初めて男子主体の大会でメーンのRENAが判定勝利

「1、2、3、シュート」で大会を締めたRENA(撮影・上岸卓史)

 シュートボクシング(SB)の2年に1度のビッグイベント『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016』(11月11日、東京・TDCホール)で女子のRENAが男子主体の大会でSB史上初めてメーンを務め、ブラジルのMMA&ムエタイ王者キンバリー・ノヴァスと対戦。3-0の判定で勝利を収めた。

 戦前「久々に打ち合ってみたい」と抱負を語っていたRENAだったが、ノヴァスは首相撲からのヒザ蹴りに活路を見出したことから、試合はやや膠着気味。

 それでもRENAはブレイク後に積極的にパンチを放ち主導権を握り、最終ラウンドも最後まで倒す姿勢を見せ続けたが、タフなノヴァスがしのぎ切った格好となった。

 試合後RENAは「変な試合しちゃったんですけど言わせてください。夢がかなったぞー」と喜びを表現。そして「12月のRIZINのポスター、真ん中にしてもらったんで、出るしかないなと。もう一発、今年頑張ります」とRIZIN参戦を宣言した。

悲願のベルトを獲得したMIO(右)(撮影・上岸卓史)

 妹分のMIOはUnion朱里と「SB女子ミニマム級王座決定戦」を戦い、延長にもつれ込む接戦となったが3-0の判定で勝利を収め、初代王者に輝いた。

 5R戦った時点で1人が朱里を支持したもののドローとなり、延長へ。互いに引かない打ち合いを見せたが、残り10秒でMIOがパンチのラッシュ。ジャッジ3者とも10-9でMIO支持した。

 MIOは試合後のマイクで「最後は気持ちで勝てたと思います。Union選手とは4回勝ったのでこれで最後にしたい。正直しんどかった。ライバルはUnion選手ではなくメインで戦うRENA選手です。いつかRENA選手を超えたいです」とアピールした。