来年2・25 K-1スーパー・フェザー級タイトル戦「卜部弘嵩vs大雅」

王者・弘嵩(左)と大雅

 K-1実行委員会が20日、会見を開き2017年の第1弾大会となる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~(2017年2月25日、東京・代々木競技場第二体育館)で、スーパー・フェザー級王者・卜部弘嵩が防衛戦を行うことを発表した。

 挑戦するのは、4月の「-60kg日本代表決定トーナメント」で優勝し、9月の「スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント」で決勝に進出したものの、卜部功也に敗れ準優勝に終わった大雅。

 2人は準決勝で対戦し、大雅が判定で勝利を収めている。弘嵩にとっては防衛戦だが、リベンジマッチとなる。
 本来なら優勝した功也が挑戦の権利を有していたのだが、功也はライト級に階級を上げ、同日に行われる初代王者決定トーナメントへ出場。挑戦を辞退したことから、弘嵩が「挑戦者の指名権は当然、僕にあると思ったので、大雅選手を指名させてもらった」ということで、この対戦が実現した。

最後はにらみ合い

 トーナメントの中の試合とはいえ勝利を収めている大雅は「卜部選手には興味がないので断ろうと思ったが、次のステップのためにベルトが必要なので、しっかり取ろうと思う。前回はすぐに組みついてばかりだったので、次はチャンピオンらしい戦い方をしてほしい。KOで圧倒的なレベルの差を見せて、何度やっても自分が勝つと思われるような勝ち方をしたい」と上から目線。
 弘嵩は「挑発ばかりして、チャンピオンにはふさわしくない。この前の決勝の功也以上の勝ち方をする。卜部兄弟で2連勝。世界王者になれる奴となれない奴がいる。僕は間違いなくなれる選手で、大雅選手はなれない選手」とばっさり。そして「こういうときに僕は強いので、しっかり防衛して強さを見せたい」と続けたが、大雅はすかさず「それは何回も聞いているので、今回で終わらせます」と最後まで強気の姿勢を崩さなかった。