写真家が、見つめたもの『Flowers』写大ギャラリー・コレクションより

東京工芸大学 写大ギャラリー 開催中?12月21日(水)
植田正治「童暦」より 1955-70年/東京工芸大学 写大ギャラリー所蔵

 国内外の写真家の貴重なオリジナル・プリント1万点以上を所蔵している写大ギャラリー。そのコレクションの中から“花”をキーワードに作品をセレクト。モノクロ、カラー合わせて約50点の作品を展示する。

 世界中の文化において、古来より花は備えられ、身に着けられ、工芸品や日用品に描かれることで、人の日常に彩りと潤いを与えてきた。花はあらゆる文化圏において人の心と体に寄り添ってきた普遍的な存在であり、同時に芸術家たちにもインスピレーションをもたらしてきた。写真においても例外ではなく、19世紀の写真術発明当初から、花は被写体として写真家たちに好まれてきた。主題にも背景にもなり、作品に美しさを添えながら、写真家の視線や思考を現してきた。

 本展では、19世紀後半から現代まで古今東西の作品を幅広く紹介。花が写真に写されたそれぞれの時代や地域、文化の中でどのような意味を持っていたのか。そして写真家がどんな思いを込めて花を見つめたのか、思いを巡らせてみたい。

【時間】10?20時【休】会期中無休【料金】入場無料【問い合わせ】03-3372-1321(代)【交通】地下鉄 中野坂上駅1番出口より徒歩7分【URL】 http://www.shadai.t-kougei.ac.jp