2017年4・22 K-1 ゲーオに山崎が挑戦。大和哲也がK-1参戦
K-1実行委員会が20日、会見を開き来年4月に開催する「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・代々木競技場第二体育館)の一部対戦カードと参戦選手を発表した。
今年9月に開催予定だった王者ゲーオ・ウィラサクレックに山崎秀晃が挑戦するスーパー・ライト級タイトルマッチが改めて行われることとなった。
このカードはゲーオがおたふく風邪のため欠場し中止となっていた。
この日の会見でゲーオは「前回は病気で試合が実現できなかったが、来年は必ず戦いましょう」と語った。
一方の山崎は「今まで生きてきた30年間すべてを費やして倒しにいきたい」と語った。
山崎は9月大会で急きょ決まったゲーオの代役のゴンナパー・ウィラサクレックと対戦し3-0の判定で敗れているのだが、そのゴンナパー戦については「負けてはいけない試合だった。今はその敗戦をしっかり受け止めて、次に進もうと思っています」と振り返った。
また、かつてのK-1 WORLD MAXで2010年に-63kg日本王者となった大和哲也が新生K-1に初参戦することとなった。
大和側からK-1参戦の申し入れがあり、交渉の末、契約。そのうえで宮田充K-1プロデューサーがニュージャパンキックボクシング連盟の斉藤京二理事長と会談し、了承を得ての今回の参戦となったという。
大和はWBCムエタイ世界スーパー・ライト級をはじめムエタイの王座を多く獲得した実力者。今回はスーパー・ライト級(-65kg)での参戦となる。
大和は「K-1 MAXで王者になったが、K-1が活動停止してしまい、戦う機会がなくなってしまった。以降はヒジありのルールで世界を相手に戦ってきたが、その中で、止まってしまったK-1の時間を動かしたいと思って出場を決意した。名古屋でのKrushなど会場に足を運んでいて、ファンのみなさんのほとんどに“K-1にいつ出るんですか?”と聞かれて心が揺れつつあった。特に意識したのは自分がヒジあり(ルール)のベルトを失ってから。目指すところが自分の中で明確になくなっていた。きっかけは名古屋Krushで大会の盛り上がりを見たりしたこと。僕はK-1で名前を上げた人間。過去の自分がいたから今があると思っているので、引退した時にこのK-1に触れていなければ、きっと後悔するだろうなと思った」と参戦への思いを語った。
この会見の前にゲーオvs山崎のタイトルマッチが発表されたのだが、大和は「僕はムエタイでずっとタイ人と戦ってきている。タイの一流選手とも戦って勝ってきているという自負もあるので、ゲーオ選手を破るのは自分しかいないと思っている。実現するのならば早くやりたいと思っている」と話した。
この日は来年1月14日に中国・河南省で開催される「第5回武林風世界カンフー盛典」へのゲーオと久保優太の参戦も合わせて発表された。