世界の年末年始! ユダヤの伝統行事“ハヌカー”を東京タワーで初開催

 世界各地でさまざまな伝統行事が行われる年末年始のシーズン。キリスト教の伝統行事であるクリスマスは、日本でも季節のイベントとしてすっかり定着しているが、ほぼ同じ時期、ユダヤ教では“ハヌカー”という伝統行事が行われている。

 そんなハヌカーを体験してもらおうと12月29日、東京タワーで日本で初めてとなる本格的なハヌカーイベントが行われ、ハバッド ジャパン センター のラビ メンディ スダケヴィッチ氏や駐日イスラエル大使館の特命全権大使 ルツ・カハノフ氏、日本・イスラエル友好議員連盟の中山泰秀衆議院議員らが出席した。

 イベントでは、メノーラーと呼ばれる燭台に7人の出席者が灯りを灯す“宮清めの儀式”が厳かに行われ、中山議員は「日本にも、一つの灯は人に分けても無くならず、分け与えるほどに世界を照らすという教えを表す言葉があります。メノーラーの灯りのように、平和が広がっていくことを願います」と語った。

 また、この日はハヌカーの祝いに欠かせない伝統のお菓子スフガニーヤーなどが振る舞われ、初めてハヌカーを体験した人たちも大喜びだった。