英ダンサー、アダム・クーパーが再来日! 天海祐希が大感激

 英ダンサーのアダム・クーパーがミュージカル『SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~』(東急シアターオーブ、4月3日~)のPRのため再来日、24日、都内で会見した。

『SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~』は、ジーン・ケリーが雨の中で歌い、踊るミュージカル映画『雨に唄えば』の舞台版。ハリウッド映画がサイレントからトーキーへと変わっていく時代にブロードウェイを目指す作家や役者たちのサクセスストーリーと、映画製作現場の舞台裏を描いている。

 舞台版は、2012年に英ロンドンのウエストエンドで誕生。その後、ワールドツアーが行われるほどまでに成長し、2014年にはオリジナルキャストのアダ・クーパーが特別出演して日本公演が行われ、大成功を収めた。今回の再演は日本のファンからのアンコールを受けて実現したもの。アダムは「東京は第2の故郷。約2年ぶりに素晴らしい作品を持って、ここに来られることがうれしい」と、笑顔を見せた。

 アダムによれば、本作は、「最高にハッピーになる、時代を越えて愛されるミュージカル作品」。劇中に12トンもの水が使用されることも話題で「それがすべて僕の頭の上に振ってきます」と笑った。

 アダムは、長いキャリアのなかで、本作を特別な作品だという。「いろいろな作品に臨むなかで、時にはもうこれは十分だって思う作品や役もあるんだよ(笑)。でも、マシュー・ボーンの『白鳥の湖』と、この作品で演じているドンは特別で、何度でも演じたい。特にこの作品では、タップやバレエ、ジャズといったいろいろなダンスができるし、ロマンスやコメディーといった要素もあるからね」と、熱っぽく語った。

 会見には天海祐希も登場し、「見ていてワクワクするし知っている歌もあるし、誰でも踊れると思って踊ってしまうと思う。誰でも傘を持って1度は踊ったことがあるはず!」と、本作の魅力について熱弁。本ミュージカルはもちろん、ダンサー、アダム・クーパーのファンだという天海はさらに過熱。「舞台の上では手や足がさらに長く見える。そんなアダムさんの踊りを見てほしい!」と、アダムも驚くほど前のめりで力説。アダムは「あまり褒められると居心地悪いなあ…」と照れていた。