駆け出し起業家の応援施設が丸の内にオープン
起業を目指す起業家のタマゴを支援する〈TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo〉が先月、丸の内にオープンした。早くも起業に向け、知識や情報を求める利用者が続々と訪れているようだ。
オープニングセレモニーにて小池都知事も期待を寄せる
近年、伸び悩みを見せている開業率を上げるため、東京都は〈TOKYO創業ステーション Startup Hub Tokyo〉をオープン。起業準備初期段階にある人から気軽に利用できるよう、起業にまつわるさまざまな相談に乗ってくれるコンシェルジュを常駐させ、多彩な企業家による講演、ワークショップなどを実施。登録者はラウンジスペースを無料で利用できるほか、託児所(事前予約制)なども設けている。
1月26日行われたオープニングセレモニーには、小池百合子東京都知事も駆けつけ「夢や意欲を持って創業しようとする人は東京都の活力の源泉。イギリスやアメリカの開業率は10%を超えているが東京は5%台。なんとか引き上げたい」と語り「創業ステーションはいわば起業家のタマゴを育てるところ。どんどんタマゴが生まれてヒヨコになり、大きく羽ばたいてほしい」と期待を寄せた。またこの日はヘッドラインの一木広治をモデレーターに、ヤフーの宮坂学氏、 スペースマーケットの重松大輔氏、リンクバルの吉弘和正氏といった企業家たちによるトークも実施。起業家に必要なことやサポートの重要性など有意義な意見が飛び交った。
講演シリーズ『起業で未来をつくろう』第1弾開催
Startup Hub Tokyoでは、連日のように起業準備者に向けた多彩なイベントを開催。先輩起業家たちが自らの経験や事業を語り、そこから未来の起業家たちにアドバイスを送る、駆け出し起業家たちを対象にした講演シリーズ〈TOKYO MOVE UP!?起業で未来をつくろう?〉の第1回が16日に行われ、ヘッドライン代表取締役社長・一木広治が第1弾講演「TOKYO MOVE UP!project」を行った。講演では、芸能界やスポーツ界、政財界などで多彩な人脈を築いてきた経緯と秘訣を披露。「志を持つことで、多くの人とつながることができる」と語った。
次回第2弾は株式会社ファーストブランド代表取締役・河本扶美子氏による『失敗や修羅場を経て生き残る企業の3つの条件とは?』を3月8日19時よりStartup Hub Tokyoにて開催(無料)。
【住所】千代田区丸の内2-1-1明治安田生命ビル1F【交通】地下鉄千代田線 二重橋前駅直結【時間】平日10?22時(受付21時まで) 土日祝10?18時(受付17時まで)※託児室:火木土(要予約)【URL】 https://startuphub.tokyo