聖地見納め!? 「K-1」4月22日大会は改修前最後の代々木第二

トーナメントに参戦する石田圭祐、武居由樹、寺戸伸近、久保賢司(左から)

2月25日の代々木大会で2017年のスタートを切ったK-1。その第2弾大会『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント?』は4月22日、国立代々木競技場第二体育館で開催される。同体育館は改修工事で今年7月から2019年春まで閉鎖されるため、K-1としては同体育館での最後の大会となる。

 6月大会以降はさいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナに場所を移し、年内に3大会。そして来年3月21日には満を持してさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに進出する。

 新生K-1は2014年11月の第1回大会以来、一度の後楽園大会を除き、すべて代々木第二で開催。聖地としてファンの間でもしっかり定着していた。

 しかし人気が高まるにつれ、収容人数が5000人弱の同所では早い段階でチケットが完売。見たくても見られないファンの数が増え続け、大会場への移行は時間の問題だった。

 K-1は観客数を順調に伸ばしており、改修終了後の代々木第二に戻って来るかは分からない。ひょっとしたら4月大会が最後となるかも…。

 そんなメモリアルな大会の軸となるのは「第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。20歳の武居由樹から36歳の寺戸伸近まで幅広い世代から8選手が参加。そして2015年に引退し、K-1ジム五反田でチーフトレーナーを務めていた久保賢司の復帰など話題も豊富なトーナメントとなった。

 またこの大会ではフェザー級王者の武尊が2017年の初戦を迎える。武尊にとっては昨年11月の初代王座決定トーナメントで拳を痛めて以来の復帰戦にして、来年3月のさいたまスーパーアリーナのメーン獲得へ向けた第1歩となる重要な試合となる。