3.21「K-1 WORLD GP」追加カード発表 武居由樹が久保賢司と初防衛戦

 さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで3月21日(木・祝)に開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1」の追加対戦カードの発表が21日、都内の会場で行われた。

 2017年「K-1 AWARDS MVP」を獲得した武居由樹は、スーパー・バンタム級(-55kg)タイトルマッチで久保賢司と対戦。1年前両者は、同王座決定トーナメントの決勝で対戦し、武居が判定で勝利している。
 その時の事を思い出したのか久保は「武居君には昨年、死ぬほど恥をかかされた。相当なうっぷんが溜まっているので、3月はさいたまのリングを血の海にしたい。前回はトーナメントの決勝で負けて、クソガキに屈辱的な思いをさせられた記憶しかない。今度はこっちが地獄を見せてやらないと気がすまない」と怒りをにじませたコメント。それを聞いた武居は「タイトルマッチの相手として日本の中で認められるのは寺戸選手と久保選手だけだと思っていたので、試合を受けてもらってありがとうという気持ちです。前回は久保選手の復帰戦で、体もボロボロだったのに倒せませんでした。今回はお互い無傷の真っ向勝負を見て欲しい。いい試合になると思います。(久保のコメントについては)4月の試合後にほめたたえてくれたので、コメントはこういう場だけだと思ってます」とクールに受け止めた。しかし久保は「MVPも獲った新生K-1の宝を自分の手でぶっ壊して、明るい未来をぶっ壊す。これほど面白い事はないと思う」と挑発を続けると「K-1の宝物と言ってもらって光栄です。でもチャンピオンとしてリングをぐちゃぐちゃにはさせません」と静かな闘志を燃やしていた。

 また、新生K-1初の女子の試合としてKrush女子-50kg王者KANAの出場も発表。ロシアの18歳、ポリナ・ペトゥホーヴァと対戦する。K-1への参戦を熱望していたKANAは「Krushのチャンピオンとしてこの舞台に立てることをうれしく思います。自分がシルバーウルフに入会した時に新生K-1がスタートし、運命的な出会いを感じています。1つの目標、通過点としてしっかり仕事をしたい。ヘビー級から始まって、魔裟斗選手がミドルの時代を、そして武尊選手が軽量級の時代を作ったので、次は自分が女子のK-1の時代を作ります。新生K-1のファンは女子の試合を見たことがない人が多いと思いますが、自分が基準となる。男子の中で女子は1試合ですが、これが女子の試合かと思われないように、男子と同じくらいの迫力を見せたいです」とK-1への思いと、自分がトップに立って女子参戦の道を切り開いていく決意を語った。

 そのほか「K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ」アントニオ・プラチバットVSロエル・マナート、「スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級(-55kg)」軍司泰斗VS登坂匠のカードも発表された。

【発表されたカード】
K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ
武居由樹(王者/日本/POWER OF DREAM)VS久保賢司(挑戦者/日本/K-1ジム五反田チームキングス)

K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ
アントニオ・プラチバット(王者/クロアチア/Ameno Gym)VSロエル・マナート(挑戦者/オランダ/Mejiro Gym Amsterdam)

スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級
軍司泰斗(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)VS登坂匠(日本/HALEO TOP TEAM)

スーパーファイト/K-1 女子-50kg
KANA(日本/K-1ジム・シルバーウルフ)VSポリナ・ペトゥホーヴァ(ロシア/Kickboxing Association of Chuvash Republic)