女性25歳「これって本当に付き合っているのでしょうか」【黒田勇樹のHP人生相談 87人目の3】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 現在、三栄町live×黒田勇樹「この暗闇を超えて温泉へ行こう」の絶賛稽古中です。

 今回もすごくいい座組に恵まれまして、いい稽古させていただいています。ずっと稽古が続いてもいいのに…という気すらします。
 まあそんなわけにもいかないので、劇場でお待ちしています。

 それでは今週も始めましょう。

写真:https://www.pakutaso.com
相談者さんの前回のお悩みはコチラ

めありー(女性25歳)のお悩み
「彼がわたしの働く店に飲みに来たのが出会いです」

 彼の現在の職業はチェーンの飲食店店長です。

 以前は水商売をしていましたが、5年くらい前から、普通の飲食店で働いています。

 というか、水商売なのは、わたしの方なのです。

 彼がわたしの働く店に飲みに来たのが出会いです。

 飲み屋は好きじゃないけど、友達が待ち合わせに遅れてくるから時間つぶしの為にと言っていました。飲み屋が好きじゃないというのは、彼の今までの言動などから、本当だとおもわれます。

 金銭についてのやり取りですが、彼とわたしの間に貸し借りはありません。要求されたこともありません。

 デートというデートをした事がないのですが、ごくたまに外食する時は全額彼持ちとほぼ割り勘(わたしが付き合っている確信を得られない為に甘えられなくて自主的に四割くらい出す)が6:4くらいです。

◆黒田勇樹
「『付き合ってもいい方の箱に入ってるセフレ』なのは間違いないでしょう」

 「元」かー!キープのやり口が以前の環境で培ったノウハウのまんま、って感じですかね。
そして相談者さんが夜やってるという新事実。

 金銭のやり取りもなしで、現在はチェーン店ということなら仕事がらみのメリットで交際を続けてるという線もなさそうです。

 そうなるとやっぱ、数多くいる「セフレ」の1人ってのが一番しっくりくる感じですよね。

「メイク濃いほうが好きなのに自分はそうじゃない」ってのも「お前は毎日、納豆食べるのか?」と。沢山キープしているからこそ色々取り揃えてると思えば納得がいく行動です。

 僕も「寝心地がいいセフレ」とか「家が近いセフレ」とか、各種取り揃えて用途によって使い分けてます。

 ご飯行く感じも、デートじゃないけどご飯は食べるし多めに出す、も僕のセフレへの扱いに酷似してるのでこの分類の扱いで間違いなさそうなんですが、そうなると謎が最初に戻ってきますね。

「付き合ってる」か、どうか!

 先述した、僕の「彼女というあだ名のセフレ」も、キャバクラで働いてる子だった辺り、「俺ならこうだろうな」で話を進めて、かなり真相に近づくんじゃないかと思うので今回はそういうアプローチをしてみます。

 結論!

 彼女じゃないけど、彼女になれる!

 多分一度「付き合ってるよね?」って言った時は「気の迷い」です。仕事で疲れたとか他の女と喧嘩したとか、空が奇麗だったとか、なんかそういう時にふと「誰かとつながっている確認をして自分を保とうとした」んでしょう。

 でも、数いる(こっちの想定で申し訳ないですが、まぁ、彼がそうしようと思えばそう出来る相手がいるのは確実だよね)セフレの中で相談者さんにそういうことを言ったということは、

 上位!ランク上位!ランク王国放送終了お疲れさまでした!

「付き合ってもいい方の箱に入ってるセフレ」なのは間違いないでしょう。

 去年7月の話ということだから、今もそのランキングが変更されていないか微妙ですが、ランクが保たれていて、今も彼の見上げている空が奇麗だったら、入り込む余地が大いにあります。

 ここからは相談者さん次第なんだけど、もう一歩関係を踏み込みたければ、1回「デート」に誘ってみて下さい。

 あんま、丸1日とかかからないところがいいかな?スケジュールとかを理由にしないで、本当に行きたいかどうかだけで返答できるような、ご飯だと毎日食べるのでついででOKされちゃう可能性があるので、美術館とか、映画とか、そういう所に誘ってみて、付いてきてくれたら、そのまま徐々に距離詰めていき「付き合ってる」を事実に格上げ出来ると思います。

 そういうのには乗り気じゃなさそうなら、今の関係が永遠に続くか、他の上位ランカーにいつか持ってかれるか、ってところかなぁ。

 1回聞くだけなら今の関係が崩れることはないと思うから是非試してみて下さい。

 そういえば俺も“彼女”と花火大会とか行ってたな…と、センチメンタルになったところで今回の相談終了です。

<人生相談の宛先はこちら

黒田勇樹に相談したい方はメールにて相談内容をお送りください。メールには「ニックネーム、性別、年齢、ご相談内容」をご記載ください。メールアドレスは「sodan@tokyoheadline.com」になります。

黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にてキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパー・メディア・フリーター」と名乗り、ネットを中心に謎の活動を開始。2012年3月には自身のことを記録した『非俳優生活100days』を刊行。 現在は「廃優」と名乗り、俳優業に復帰しているとの噂も。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

<最近の黒田くん>

新作『この暗闇を超えて、温泉へ行こう!』絶賛稽古中!
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