スーパー・フェザー級前王者・安保璃紅が8カ月ぶりの復帰戦【6・30 Krush.89】
覇家斗が安保を迎撃
「Krush.89」(6月30日、東京・後楽園ホール)の第2弾・対戦カード発表会見が5月8日、都内で開催された。
今大会ではスーパー・フェザー級、バンタム級、女子アトム級の3大タイトルマッチが発表済み。
この日は今後のスーパー・フェザー級タイトル戦線に大きな影響を与えそうな2試合が発表された。
まずは安保璃紅vs覇家斗。安保は現王者の郷州に判定負けして王座を陥落した前王者、覇家斗は今回の挑戦者・島野に勝利を収めているというタイトルマッチの2選手とは大きな因縁を持つ。安保はかつて所属していたTRY HARD GYMを離れ、兄の安保瑠輝也とともに大阪に拠点を移すのだが、現在はタイで修行中とあって、この日の会見は欠席。8カ月ぶりの復帰戦にあたり「これからは瑠輝也と一緒にAll Win Gymとして活動していくことになりました。今回は昨年10月の防衛戦で郷州選手に負けて以来の復帰戦になります。前回の試合でプロとして初黒星となり、自分の中ですごく勉強になったし、もっと強くなりたいと思い日々頑張っています。まだまだ自分の試合をたくさんの人に見てほしいし、魅了していく自信があります。ぜひ進化した安保璃紅を見に来てください」などとコメントを出した。
一方、覇家斗は「このカードを聞いて正直びっくりした。相手に不足はない。目指すは頂点。誰が相手でも倒すだけ。安保選手はスピードが速い、身長が高い、気が強い。でも倒されることはない。若くて気が強いので打ち合いに来てくれればうれしい」などと話した。
k-1甲子園の決勝が再現
もう一つのカードは西京佑馬vs横山巧。この2人は2016年のK-1甲子園の決勝で対戦して、西京が勝利を収めている。
2人はこのカードが決まったことを今日の朝に伝えられたといい、横山は「相手が西京選手と聞いて飛び上がった。やっとリベンジの機会が来たかと思った」という横山に対し、西京は「最近、K-1甲子園の決勝で戦った同士がプロで組まれることが多かったので、戦うかもしれないと思っていた」クールに答えるなど好対照な反応を見せた。
しかし横山が「体が一回り大きくなっている。技術面でもまだ17歳で伸びしろもある。今まで戦って来た中で一番強い」と言えば西京も「甲子園の時よりパワーもスピードもアップしていると思う。でも僕もパワーアップしている」とプロで戦うようになってからの互いの成長を認め合った。
今大会では同級のタイトルマッチが行われるが、横山は「タイトル戦は気にしていない。西京選手に勝てばベルトは取れる」と言えば、西京は「タイトル戦は意識している。タイトル戦と自分たちの試合を比べてもらって、自分たちのほうがレベルが高いと見てもらいたい」と、話した。
◇スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
安保璃紅vs覇家斗
◇スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
西京佑馬vs横山巧
◇スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
亀本勇翔vs玖村将史
◇バンタム級/3分3R・延長1R
出貝泰佑vs隼人ウィラサクレック
◇プレリミナリーファイト バンタム級/3分3R・延長1R
晃貴vs桑田裕太
〈発表済みカード〉
◇Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
郷州征宜vs島野浩太朗
◇Krushバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
軍司泰斗vs金子晃大
◇Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
松下えみvs 443