小澤海斗と芦澤竜誠の遺恨マッチが実現。会見では乱闘寸前【9・24 K-1】

最初の2ショットはおとなしかった2人だが…

6月大会前からくすぶる因縁
「K-1 WORLD GP」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)のカード発表会見が6月26日、都内で開催された。

 小澤海斗と芦澤竜誠の遺恨マッチがいきなり実現することとなった。

 この2人、6月大会で行われた「第2代フェザー級王座決定トーナメント」のカード発表会見からから火種がくすぶり、芦澤が挑発、小澤が無視という構図が続いていた。トーナメントでは優勝候補にあげられながら小澤はまさかの1回戦敗退。一方、芦澤は1回戦でKO勝ちを収め、準決勝でも西京春馬相手に好試合を繰り広げ、有言実行で一気にフェザー級におけるポジションを上げた。

宮田氏を挟んで言い合ううちに…

芦澤の「その前に1回戦くらい勝てよ」に…
 もっとも、このカード実現のきっかけとなったのはSNSでの言い争いから。

 宮田充K-1プロデューサーは「ツイッターでのいざこざがマッチメークに影響することはそうそうないのだが、こういう決まり方があってもいいのかなと思った。6月に爆発しきれなかった2人がここでやり合うのがフェザー級の将来にもいいのかなと思い決めた」などと話した。

 会見ではまず芦澤が「俺に喧嘩を売っておいて、なに俺にやられる前にくさってんだよって話なんで、俺にやられてくさってもらいます」と口火を切る。小澤が「まず喧嘩売ってきたのはお前だろう」と返すと芦澤は「その前に1回戦くらい勝てよ」と挑発。

乱闘勃発!

小澤の「黙れよナマズ君。うるせえんだよ」で芦澤がキレる
 小澤の「1日考えたが、こいつが直接ツイッターでタンカ切ってきたんで、これは買うしかねえなと思って、男なんで(喧嘩を)買いました」という発言に芦澤が「俺がお前とやって何の得があるんだよ」「お前は実力がないわけじゃない。突っ込んでいって負けた。俺は逃げて負けた奴とはやらないけど、いい戦い方をしたんじゃないの」などと上から目線の発言を連発すると小澤の「黙れよナマズ君。うるせえんだよ」の言葉をきっかけにあわや乱闘の場面に。間に座っていた宮田氏をはじめとした関係者が割って名入り、小澤は控室に戻された。

 残された芦澤も「楽屋で会っても目も合わせねえ奴。こういうところでだけかっこつけて。まじでさらってやるぞって話。9月にあいつをぶっ飛ばす。俺には何の得もないけど、ただ心から嫌いだからぶっ倒す」とまくし立てて引き揚げる。会見場には困惑した表情の宮田氏だけが残されたのだった。