のんがサプライズで「シェー! シェー! シェー! 」【フジオロックフェス】
没後10年となる漫画家の赤塚不二夫さんの遺志を継ぎ、落語や音楽ライブ、盆踊りなどで楽しもうというイベント「フジオロックフェスティバル 2018」が恵比寿ガーデンプレイスで2日間にわたって開催された。
2日には、スペシャルゲストとしてアニメ「おそ松さん」の六つ子兄弟とイヤミ、ウナギイヌがセンター広場に登場。おそ松さんのファンイベントも行われていたこともあり、会場は大興奮だった。中川翔子と岩井勇気(ハライチ)も登壇し、中川は自身の両親が、赤塚不二夫とタモリと4人でセーラー服を着て踊り狂ったという伝説的なエピソードを披露して会場を沸かせた。
第2夜もザ・ガーデンホールでは『ボツ10年ライブ』。オープニングアクトのLEO IMAIは、名作『あしたジョー』のリメイク作品として話題となったアニメ『メガロボクス』の主題歌でもある『Bite』を含むロックナンバーを披露。
爽やかなピアノ演奏とともに「これでいいのだぁ〜♪」と歌い出したのは矢野顕子。この『BAKABON』はシングルカットされている楽曲。「赤塚先生に許可をもらわないで勝手に作ったのだけれど、こころよく快諾してくれてジャケットのイラストまで描いてもらったの。あの原画はいまどこに……(笑)」他にも『ラーメンたべたい』などを披露。会場はフジオフェスらしい幸福感に包まれた。
ハイセンスな映像効果でスタートしたのはバカリズムとTOWA TEI、砂原良徳のユニットSweet Robots Against The Machine。オープニング曲披露後、MCでバカリズムは「これから30分のフリートーク。曲、フリートーク、曲って感じでやります」と会場をざわつかせ「さて30分たちました。楽しいと時間が過ぎるのは早いですね(笑)」とライブ再開。ステージのもようは音楽番組『バズリズム』でもOAされるとのこと。
2日間にわたって開催された「フジオロックフェスティバル 2018」の大トリは、THE BEATNIKS(高橋幸宏+鈴木慶一)。ベテランのパフォーマンスは年齢層が高めの観客も納得のステージだった。ライブ終盤にはスペシャルゲストとして女優のんが登場。THE BEATNIKSが今年7年ぶりにリリースしたアルバム『EXITENTIALIST A XIE XIE』にも収録されている『シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya』を披露。バンドメンバー、観客全員でサビのフリをして会場を盛り上がりフジオロックフェスティバルを締めくくった。