小泉今日子は「手羽先」、沢尻エリカと前田敦子は「夏に火鍋」で意気投合
映画『食べる女』の完成披露舞台挨拶が30日、都内にて行われ、主演の小泉今日子と共演の沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香、原作者の筒井ともみ、生野慈朗監督が登壇した。
本作は筒井ともみの著作『食べる女』、『続・食べる女』を筒井自らの脚本で映画化。古書店の女店主のもとに集うさまざまな立場の女性たちの日常を通して、食と性に対する彼女たちの思いを赤裸々に描く。
「おいしいもの食べ物がたくさんあって、この顔ぶれと共演できて幸せだった」と口ぐちに語った女優たち。「現場は本当に幸せがあふれている現場でした」とコメントしたのは先日、本作にも出演している勝地涼との結婚を発表した前田。「大先輩たちと共演できてうれしかった。勉強になりました」と充実の撮影現場を振り返った。
物語に登場する女性たちの拠り所となる主人公を演じた小泉について質問されると、女優たちから次々と熱烈な賛辞が飛ぶ。沢尻が「本作に出演したいと思った最大の理由がキョンキョンです(笑)」と言うと前田も「私もキョンキョンさんにお会いしたくて。ずっとあこがれていて近くで拝見したいと思っていたので、幸せでした。撮影していないときも何しているのかなと目が小泉さんのほうを追ってしまう自分がいました。ただのファンですね(笑)」と照れた笑顔。小泉は「こんなところでそんな質問されたら、褒めるしかないんだと思います(笑)。気を使わせて申し訳ありません」と苦笑。
またこの日は観客から事前に募集した質問や悩み相談に女優陣が回答。「そうめんばかり食べてしまう」という女性からこの夏ハマった食べものを質問されると、小泉は劇中に出てきた「手羽先。とても簡単に作れるんだけど、とてもおいしくて何度も作りました」。今年夏バテしたという沢尻は「韓国料理。辛いもの全般が好きで、辛いものを食べて元気になりました。暑いのにあえて火鍋とか食べるの大好きです」と言うと前田も「同じくです。夏に火鍋。辛いものは夏に食べたい」。広瀬はダイエットのために「おからパウダーをかけたヨーグルト」、シャーロットは「私も辛いもの。タイカレーとか」と言うと鈴木が「私もカレーです。辛さが10まで選べるお気に入りのカレー屋さんがあって、7まで行ったので8を目指しています」と激辛好きの一面を明かし、会場からも驚きの声が上がっていた。
「すてきな女性になるには?」という質問に小泉は「私も誰かに聞きたいくらいですが」と言いつつ「何もないより、間違えても何かあったほうがいい。引っ込み思案にしているよりも“やっちまったな”ということがあったほうが、人は成長すると思います」とエールを送るように回答。最後に「何よりこの映画を見ること」と茶目っ気たっぷりに締めくくった。
映画は9月21日より全国公開。