新しい渋谷の“まちびらき”「渋谷ストリーム」「渋谷ブリッジ」が開業

(C)渋谷ストリーム

 オフィスやレストラン、ショップなどからなる大規模複合施設「渋谷ストリーム」と「渋谷ブリッジ」が開業、13日に「渋谷川まちびらき/渋谷ストリーム オープニングセレモニー」が行われた。渋谷区の長谷部健区長をはじめ、グーグル合同株式会社のピーター・フィッツジェラルド氏、アイドルグループ「欅坂46」のキャプテン、菅井友香らが出席し、テープカットを行った。

 施設がオープンしたのは、以前、東横線の渋谷駅ホームや線路があった場所と、その周辺。「渋谷ストリーム」は地上35階地下4階の建物で、約30店舗が集まる商業ゾーン、177の客室を備えるホテル、オフィス、スタンディングで約700名を収納可能なホールなどからなる。「渋谷ブリッジ」は、渋谷川沿いに整備された遊歩道の先に位置する2棟の建物で構成される複合施設で保育所型認定こども園、オフィス、店舗などが入居。この日、ホテルやカフェなど一部が開業した。

渋谷区の長谷部健区長(C)渋谷ストリーム

 長谷部区長は「私は渋谷に育ち46年。今までの渋谷川はどこか寂しい部分もありましたが、今回、川沿いが気持ち良い空間に生まれ変わり、グーグルといったIT企業も集う街になりました。ロンドン、パリ、ニューヨーク、渋谷区ということを言っていますが、目指してきた街の実現も見えてきたのではないかと実感している」と、あいさつ。

「欅坂46」は渋谷ストリームホールのこけら落としイベントを開催する。菅井は「デビュー曲である『サイレントマジョリティー』のミュージックビデオを撮影した場所は、私たちにとって大切な場所です。ここに戻ってくることができ、感慨深いです。渋谷という街に運命を感じています」と話していた。

 渋谷駅南側の新たなまちびらきを記念して、30日まで、「Shibuya River Fes ~あらたしい景色をソウゾウしよう~」をテーマに行政や地域を連携したプロモーションを展開。官民連携で整備された渋谷川沿いの遊歩道にランタンを並べて照らす「ツナグアカリ」などを行う。15、16日には稲荷橋広場でワークショップも行う。

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