女性40歳「男の人が嫌い(同性愛者ではありません)で、仕事も大嫌いです」【黒田勇樹のHP人生相談 101人目の2】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 いきなり作・演出を依頼され、約10日間で作り上げた劇団八幡山ほしがりシスターズの公演が終了いたしました。僕は常時会場についていることはできなかったのですが、今回も多くのお客さんに来ていただきましたようで、ありがとうございます。

 できることはやったつもりです。後はお客さんの判断に任せるしかないのがクリエイターの定めということが身に染みた公演でした。

 来週の火曜日(12月4日)には現在公開中の映画『さよなら、ミオちゃん』の舞台挨拶に行きますので、よろしかったらぜひ。

 では今週も始めましょう。

写真・https://www.pakutaso.com/
前回のお悩みはこちら… http://www.tokyoheadline.com/426349/
あおぞら(女性40歳)のお悩み
まわりもやっぱり同じなのか、と、言ってもらえたことがありがたかったです

 こんばんは。

 お返事、まさか頂けるとは思いませんでした。

 わざわざ本当にありがとうございました。

 はたから見たらやっぱりそう言われてしまいますよね。。

 もし、気を悪くされてたら、本当にすみません。

 ワガママにも関わらず、誰かに相談のカタチで聞いてもらいたくて、でも絶対にこんなこと相談できないし、と、思って、、つい送ってしまいました。ただのくだらないグチこぼしになり、ごめんなさい。

 まわりもやっぱり同じなのか、と、言ってもらえたことがありがたかったです。

 自分だけがこんな思いしてるんじゃないかと思い込んでしまって辛かったです。

 みんな同じようにストレスを溜めてそれとどうにか折り合いをつけていってるのか、と、思ったら納得ができたような気がします。

 どうにも折り合いがつけられなくなったら、駆け込もうと思います。

 わざわざお返事送ってくださり、本当にありがとうございました。

◆黒田勇樹
「あらゆることを1回お金に換算する」のは大切なことじゃないかと思っています

 いえいえ!お悩み解消されたようで良かったです!

 この相談、手段を選ばず手練手管を駆使して「響く」様に言葉や口調を選んで書いてるだけなので、全然気分を悪くしたりして無いです!

 むしろ、仕事としてお金を貰って書いているので、気分は良いです!

 最高です!この原稿料で焼き肉食べます!

 最近、ある種、悲しい考え方ですが「あらゆることを1回お金に換算する」のは大切なことで、その中で、数少ない「お金に換えられないもの」を見つけ守ってくしかないんじゃないかと思っています。

 性別とか、国籍とか、思想とか、宗教とか、夏がダメだったり、セロリが好きだったりする別々の人間たちが集まって、助け合う為に作った「社会」という組織の中で、個々にストレスが発生しないというのはほぼ無理といっても良いでしょう。

 で、折り合いをつけるために、そのストレスを皆で1回お金に換えて、自分の好きなストレスの対価に、僕だったら焼き肉とかに交換してるワケです。

 サラリーマンが1ヵ月のストレスを風俗で解消して、風俗嬢が仕事のストレスを洋服買って解消して、海外の繊維工場の子供たちがそのお金でその日の食べ物を買うんですよ!

 いっそ、皆で自分が食う為の農業だけしてノンストレスで暮らしたい気もしますが、そういう社会では人類は宇宙に到達しなかったし、今後地球で未知の病原体が蔓延したときに逃げ道をなくして全滅してしまうかもしれません。

 そこまで大ごとじゃないとしても、「アベンジャーズインフィニティウォー」は観れなかったはずなので、こういう社会も良しとしましょう。

 だから、役所に駆け込まなきゃいけない状況というのは、このストレスと対価のバランスが崩れている状況だと思ってます。

 自分のストレスとお金と解消手段のバランスをよく見てみて、心地の良い生活を見つけられて下さい。

<人生相談の宛先はこちら

黒田勇樹に相談したい方はメールにて相談内容をお送りください。メールには「ニックネーム、性別、年齢、ご相談内容」をご記載ください。メールアドレスは「sodan@tokyoheadline.com」になります。

黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

<最近の黒田くん>

出演映画「さよなら、ミオちゃん」がmoosiclab2018で全国公開されます!
http://moosiclab.com/?page_id=662

 


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