スマホが「つながらないレストラン」期間限定オープン
海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「イモトのWiFi」は、スマートフォンのインターネット環境を遮断し、人とつながることの大切さを再認識できるレストラン「イモトのWiFi」 presents 『つながらないレストラン』 を12月20日(木)と23日の2日間、東京・五反田にオープンした。
同レストランは、スマートフォンの普及に伴い、多くの人が身近にいる大切な人との会話やコミュニケーションが減っていることを受け、人とつながることの大切さを改めて実感してほしいという思いで企画されたデジタルデトックスレストラン。
入店時の条件としてスマートフォンを機内モードに設定し、インターネット環境を遮断すること。スマートフォンを操作しない環境を作る事で、一緒に食事をする人と大切な時間を過ごす事が目的。そのため、店内に入ったらスマートフォンを機内モードにした上、テーブルの上に置き、その上に「つながらないレストラン」のカードを置かなければ料理が運ばれてこないという徹底ぶりだ。
また、ディナーコースの値段設定はなく、食事代はお客さんが設定。子どもたちにとって忘れられないクリスマスの思い出になることを願い、支払った食事代は「こども食堂」に全額寄付される。
コースは「イモトのWiFi」に因んだ、ユーラシア、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オーストラリアの「五大陸の食材」が使用されたオリジナルメニュー。さらにデザートは「イモトのWiFi」とコラボレーションしたオリジナルデザートが楽しめる。
「イモトのWiFi」の西村誠司社長は「普段は、海外でいつでもどこでもインターネットに接続でき、安心・安全な旅を提供していますが、目の前にいる人との時間を楽しむために、あえてこの“つながらないレストラン”を展開しました。インターネットを見境なく使用するのではなく、必要な時につながる事で、人と人とのつながりを大事にしたい」と今回のレストランをオープンさせた経緯を説明。また「クリスマスを楽しめない家庭があるという貧困問題を提起し、そういう家庭の子どもたちにワクワクするクリスマスをプレゼントしたい」と食事代を寄付にする理由を述べた。
今回、コンセプトに賛同した340組から応募があり、その中から抽選で選ばれた20組が同店で食事ができるという。
わずかな時間でもついついスマートフォンを見てしまう人は多い。大切な人と過ごすクリスマスは、あえてスマートフォンのスイッチを切って、会話をしながらゆっくりと食事を楽しんで見るのもいいのでは?