【東京マラソン2019】男子はレゲセが優勝! 日本人トップは堀尾謙介

 東京マラソン2019が3日行われ、男子はビルハヌ・レゲセ(エチオピア)が優勝した。記録は2時間4分48秒。レゲセは小池都知事から金メダルを受け取ると「とてもうれしいです」と、コメント。「ペースメーカーが抜けた後でスピードを加えて速く走ろうと決めていましたが、雨と風のせいでうまくいかなかった」と、振り返った。

 2位はビダン・カロキ(横浜DeNA)、3位は昨年大会の優勝者のディクソン・チュンバ(ケニア)だった。

 日本人トップは堀尾謙介(中央大学)の5位。その後、6位の今井正人(トヨタ自動車九州)、7位藤川拓也(中国電力)、8位の神野大地(セルソース)とゴール。神野まで4人が東京五輪への代表を選考する「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」Cへの出場権を獲得した。

 前半先頭グループで走った中村匠吾は15位、佐藤悠基は総合16位だった。日本記録保持者の大迫傑は29キロ周辺で棄権した。

日本人トップは堀尾謙介(中央大学) 写真:長田洋平/アフロスポーツ

■女子はアガ! 日本人トップは初マラソンの一山

 女子は、ルティ・アガ(エチオピア)が優勝。日本人では、本大会が初マラソンとなった一山麻緒(ワコール)がトップだった。MGCへの出場権がある前田穂南と野上恵子(銀行)はそれぞれ12位、20位だった。

■車いすマラソンはフグとシャーの男女ともにスイス勢が優勝

 男女ともに世界トップクラスの選手が集まった車いすマラソン。男子はマルセル・フグが2位以下を大きく引き離して優勝。2位はダニエル・ロマンチュク(USA)、3位はエレンスト・バンダイク(南アフリカ)だった。日本人トップは洞ノ上浩太だった。

 女子は、マニュエラ・シャー(スイス)が独走態勢で一番最初にゴール。2位はタチアナ・マクファーデン(USA)、3位はスザンナ・スカロニ(USA)だった。

写真:長田洋平/アフロスポーツ