ガンプラ生産能力がアップ!昨年は1573万個。2020年にはさらに拡大

 株式会社BANDAI SPIRITSは8月2日、ガンプラをはじめとしたプラモデルを生産する新工場を「バンダイホビーセンター 新館」を建設することを発表した。同工場は。静岡県にあるバンダイホビーセンター敷地内に建設され、2020年秋より稼働することでプラモデルの生産能力を強化する。
バンダイホビーセンター外観(現在)
 株式会社BANDAI SPIRITSは、1969年(当時バンダイ)に静岡県清水市に工場を取得しプラスチックモデルの生産を開始。1980年より販売したガンプラは、2019年4月に累計出荷数5億個を突破する人気商品となった。現在のバンダイホビーセンターが竣工した2006年度のガンプラの年間出荷数は660万個だったが、ガンプラの需要に対応すべく同工場内に多色成形機を増設するなどを行い、2018年度は1,573万個と約2.4倍に拡大している。ガンダム40周年となる2019年は、プロ野球12球団やユニクロとのコラボレーション、新作映像『SDガンダムワールド三国創傑伝』の中国を軸とするアジア展開、新メディアとして株式会社サンライズが開設したガンダム公式YouTubeチャンネル『ガンダムチャンネル』でのアニメーション最新作『ガンダムビルドダイバーズReRISE』を10月に配信予定など、さまざまなガンプラ展開を行っている。
4色射出成形機(多色成形機)
多色成形機で4色整形したランナー
 さらにガンプラ40周年を迎える来年は、横浜・山下ふ頭での実物大の動くガンダムの登場やハリウッドでガンダムの実写映画が制作される予定(公開時期未定など、引き続き国内外でガンプラの需要が高まると予想するなか、中国及び北米を中心とした更なる成長への対応と、中長期的に安定した生産体制に備えるべく、新たな工場の建設を決定した。