「引っ越し大名!」に見るタイトルと主役と現実の関係【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
こんにちは、黒田勇樹です。
初めての時代劇となる劇団SHOW特急第12回公演 第30回池袋演劇祭大賞受賞公演『真田十勇伝-令和元年-』が今日(4日)から始まります。
この夏は脚本・演出を務めた『リトルスーサイド』→SOD女子社員さんとの舞台→そして時代劇という全く異なるジャンルのお芝居3本に関わることになったんですが、なんとかやり遂げられそうです。
8日までと短い期間ですが、ご興味のある方はぜひ。
今回は鑑賞記やります。では始めましょう。
初めての時代劇となる劇団SHOW特急第12回公演 第30回池袋演劇祭大賞受賞公演『真田十勇伝-令和元年-』が今日(4日)から始まります。
この夏は脚本・演出を務めた『リトルスーサイド』→SOD女子社員さんとの舞台→そして時代劇という全く異なるジャンルのお芝居3本に関わることになったんですが、なんとかやり遂げられそうです。
8日までと短い期間ですが、ご興味のある方はぜひ。
今回は鑑賞記やります。では始めましょう。
黒田勇樹
星野源さん主演、犬童一心監督の「引っ越し大名!」を観てきました。
戦国時代の“引っ越し”と言えば“参勤交代”が有名ですが、この作品で扱われるのはそれを更に上回る“国替え”という、人も物も丸っと移動する大掛かりな“引っ越し”。
星野さん演じる“引っ越し奉行”片桐が引っ越しの準備や実行に四苦八苦していくというお話。
片桐は、生涯に7回も国替えをさせられた実在の松平直矩という大名の家臣で、この“引っ越し奉行”に任命されてから、高畑充希さん演じる前任の引っ越し奉行の娘と共に、引っ越しの予算を削る為、荷物を減らしたり、金策に走ったり、人員を減らしたりと奔走していきます。
その中で高橋一生さんが演じる、ちょっと役作りが過ぎる武闘派の侍や、浜田岳さん演じる勘定方の侍などと協力しなんとか引っ越しを成功させて、最後には感動のラストとなる、血みどろになりがちな時代物の映画の中でとてもハートフルに観られる温かい映画なんですが…
大名は別の人なんですよね! 及川光博さん演じる松平直矩が“引っ越し大名”で、主役の片桐は“引っ越し奉行”もしくは“引っ越し侍”なんですよ!
ダメでしたか!? 引っ越し侍は引っ越し料金比較サイトと名前が被るからダメでしたか!? 引っ越し奉行も、ゲームにあるからダメでしたか!? 天気の子みたいにスポンサードしてもらってそのまんま使うワケには行きませんでしたか?!
こういうの気になるの僕だけですか!?
まあ「ゼルダの伝説」と同じ方法論だと思えば納得できなくもないのですが、史実を調べずに見ていたので、終始「最後は片桐が大名になるのかな?」「ならないんかい!」と引っ掛かり続けてしまいました。
タイトルのつけかたって作品を表すとともに商業的なアイコンにもなるから、すっごく難しいですよね。
映画自体は、劇中たびたび流れる野村萬斎さん監修の引っ越し唄が、ザ・ジャパニーズミュージカルという感じを演出していたり、高橋一生くんがとあるシーンで魅せる“サンライズ立ち”だったり、見どころ満載だったので、お時間ある方は是非劇場に息抜きに行かれてみて下さい!
戦国時代の“引っ越し”と言えば“参勤交代”が有名ですが、この作品で扱われるのはそれを更に上回る“国替え”という、人も物も丸っと移動する大掛かりな“引っ越し”。
星野さん演じる“引っ越し奉行”片桐が引っ越しの準備や実行に四苦八苦していくというお話。
片桐は、生涯に7回も国替えをさせられた実在の松平直矩という大名の家臣で、この“引っ越し奉行”に任命されてから、高畑充希さん演じる前任の引っ越し奉行の娘と共に、引っ越しの予算を削る為、荷物を減らしたり、金策に走ったり、人員を減らしたりと奔走していきます。
その中で高橋一生さんが演じる、ちょっと役作りが過ぎる武闘派の侍や、浜田岳さん演じる勘定方の侍などと協力しなんとか引っ越しを成功させて、最後には感動のラストとなる、血みどろになりがちな時代物の映画の中でとてもハートフルに観られる温かい映画なんですが…
大名は別の人なんですよね! 及川光博さん演じる松平直矩が“引っ越し大名”で、主役の片桐は“引っ越し奉行”もしくは“引っ越し侍”なんですよ!
ダメでしたか!? 引っ越し侍は引っ越し料金比較サイトと名前が被るからダメでしたか!? 引っ越し奉行も、ゲームにあるからダメでしたか!? 天気の子みたいにスポンサードしてもらってそのまんま使うワケには行きませんでしたか?!
こういうの気になるの僕だけですか!?
まあ「ゼルダの伝説」と同じ方法論だと思えば納得できなくもないのですが、史実を調べずに見ていたので、終始「最後は片桐が大名になるのかな?」「ならないんかい!」と引っ掛かり続けてしまいました。
タイトルのつけかたって作品を表すとともに商業的なアイコンにもなるから、すっごく難しいですよね。
映画自体は、劇中たびたび流れる野村萬斎さん監修の引っ越し唄が、ザ・ジャパニーズミュージカルという感じを演出していたり、高橋一生くんがとあるシーンで魅せる“サンライズ立ち”だったり、見どころ満載だったので、お時間ある方は是非劇場に息抜きに行かれてみて下さい!