榊原CEO「胸を張って世間と勝負できるカード。今回は飛び道具はなし」【12・31 RIZIN】

「世間と勝負できるカード」の一つであるタイトルマッチで対戦する浜崎朱加(左)とハム・ソヒ

「格闘技というコンテンツが市民権を得られたかの審判の時」


「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・スーパーアリーナ)の公開前日計量が12月30日、都内のホテルで開催され、出場する28選手すべてが1回で規定体重をクリア。全試合が成立した。

 計量後に取材に応じたRIZINの榊原信行CEOはかねてから噂されていた大晦日のテレビ放送向けの「飛び道具」について「もうおなかいっぱいの感じがしていると思うので、今回は魔球を投げるまでもない。魔球は温存して完封勝利で終えようと思っている」などと今回は投入しないことを明かした。

 視聴率の目標については「あまり大きなことを言って取れた試しがない(笑)。なんとか民放3位目標。4着以内。最下位にはなりたくない。去年より上振れしてくれれば」と控えめながら「この5年間でどこまで格闘技というコンテンツが市民権を得られたかの審判の時だと思う。奇をてらったカードによる瞬間のサプライズ的なもので数字を取るのではなく、ドストレートで数字が取れたら本物だと思う。天心の相手も昨年のメイウェザーに比べたら世間的な話題性は弱いかもしれないが、映像の力でいえば、去年のメイウェザーより緊迫感とか迫力、臨場感は本物が届けられると思う。胸を張って世間と勝負できる」と今大会のラインアップに胸を張った。
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