株式会社セブンセンス代表取締役社長・演出家/映像クリエーターの吉田拓巳氏「何を本当にやるべきかを問うことが大切」【BEYONDコロナ~日本を元気に~】

 業界、世代を超えた有識者ネットワークである「BEYOND 2020 NEXT FORUM」は2019年にスタートし、2020年以降の日本を活性化するためのさまざまな活動を行ってきた。それは2020東京オリンピック・パラリンピックという大きなイベントの後の日本を「祭りの後」にすることなく、長く元気にすることを目標としたものだったのだが、新型コロナウイルスの猛威により、2020東京オリンピック・パラリンピックは1年間延期されることとなった。

 単なる大規模なイベントの延期にとどまらず、劇的なパラダイムシフトが求められることとなった今、「BEYOND 2020 NEXT FORUM」は今後は「BEYOND コロナ」をテーマに、日本から新しいモノやコトを創り出すべく、有識者メンバーの知恵を借り、そして早稲田大学グローバル科学知融合研究所と連携してさまざまな提言をしていきます。

 今回は15歳で起業した株式会社セブンセンス代表取締役社長で演出家/映像クリエーターで未来花火エンタテイメント「Star Island」のテクニカルディレクターも務める吉田拓巳さん。
吉田拓巳氏
 吉田拓巳氏「エンタテイメント含めさまざまなリアルな領域は、本来であればオリンピック・パラリンピックがあり、さらに盛り上がっていくはずでした。私たちもいろいろな計画がありましたがペンティングしてしまっている状況です。

 未来花火エンターテインメント「Star Island」はシンガポールで2回、2019年にはサウジアラビアで実施し、日本のクールジャパンコンテンツとして評価頂きました。日本の花火は海外の花火と比べて迫力があり、日本製の特性とレベルの高さを感じました。

 Beyondコロナでオンラインの在り方や重要性を改めて考えていくなかで、リアルの価値は更に高まっていくのではないかと考えています。

 この新型コロナウイルスを機会に社会を俯瞰してみることができました。やはり体験することには付加価値があったと、より感じていて、それが画面越しになったときにどうできるか、そこにもう少し拡張できるものは何か、というところがキーワードではないかと思っています。

 またLIVE配信の形では家やスタジオからだとあまりメリット感を感じないのではと。

 例えば日本の秘境ででやるとか、実施空間として面白いものとして付加価値がつくれるのではと思ってます。

 BEYONDコロナに向け、僕はいろんな状況があるなかで改めて自分が本当にやりたいことに耳を傾け新しいことにチャレンジしていきます。

 今回のコロナで常識や価値観が一つのものではないと改めて感じました。

 よくも悪くも自分の凝り固まった価値観や世界感を一度リセットし、何を本当にやるべきかを問うことが大切だと思います」
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