彼はいったい何ものなのか? 英児童文学の傑作を舞台化した『スケリグ』

撮影:岡千里
 浜中文一が主演する舞台『スケリグ』が、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演中。本作は2019年に浜中主演で上演されており、再演。演出はウォーリー木下が務めている。

 イギリスの作家デイヴィット・アーモンドによる児童文学の傑作『スケリグ(Skellig)』を舞台化したもの。浜中が演じる古い家のガレージの片隅に住む「彼(スケリグ)」を少年マイケルが見つけたことがきっかけとなって物語が展開する。マイケルには病気の妹がいて両親は彼女ににかかり切り。マイケルは隣の家に住むみなとスケリグを助けようと動き始めて……。

 7名のキャストはひとりが複数の役を演じたり表現したりと、大忙し。そこに生演奏と映像を駆使した美術が重ねられ、魅力的な世界が広がる。不思議で温かな世界を描き出す。

 8月16日まで同所で。その後、大阪、愛知、所沢(埼玉)で公演がある。
『スケリグ』
【日時】~8月16日(日)(開演は、12日が14時/18時30分、13日が18時30分、14日が14時。土日祝は13時。11日は休演。開場は開演の45分前)【会場】紀伊國屋サザンシアター(新宿)【料金】全席指定7500円、U-15(小学生~15歳以下)チケット3000円【問い合わせ】チケットスペース(TEL:03-3324-999〔公演HP〕 https://skellig.jp/ )【原作】デイヴィッド・アーモンド【翻訳】浦部千鶴【演出】ウォーリー木下【出演】浜中文一、大東立樹(ジャニーズJr.)、清水らら、奥村佳恵、工藤広夢、金子昇、瀬戸カトリーヌ