動物病院の看護師のお仕事 出勤から退勤までの1日のスケジュール

 家族の一員として毎日の生活に彩りを加えてくれるペットたち。飼い主は、大切な彼らが元気で安全に暮らせるように、つねに気にかけることが必要です。気を付けるポイントを、動物病院の看護師みるまめさんが教えてくれます。今回は「番外編」をお送りします。

 ペットさんがいる方には身近な動物病院。診察をしてくれる獣医師の他に看護師さんがいることがほとんどかと思います。あまり知られていませんが動物病院の看護師はアニマルヘルステクニシャン、ベテリナリーナースなどと呼ばれます。人間の看護師と違い国家資格ではありません。ですが求められる知識や技術は非常に多く獣医師と飼い主さんの懸け橋になる重要なお仕事です。昨年ようやく国家資格化の動きが本格化しました。筆者は動物看護師になって13年目になりますがいまだに新しい発見も多くやりがいのある大好きな仕事です。そこで今回は動物病院の看護師のお仕事を1日のスケジュールと共にご紹介させて頂きます♪


●出勤


 獣医師を含め開院の1時間前には出勤しています。ペットホテルの動物たちのお世話やお散歩、入院している患畜の処置、院内で飼っている動物のお世話まで病院を開けるまでに全て終わらせます。また前日からの申し送りなどもこの時間帯に行い漏れがないようスタッフ間で情報共有を行います。

●外来業務


 開院時間になったら患者様の対応を行います。動物看護師は受付から問診、調剤、検査、処置、会計まですべてこなします◎獣医師の許可、監督下であれば採血や皮下注射など簡単な医療行為を行うこともあります。待合室で待つ飼い主さんや動物たちが不安にならないようお声掛けをしつつ、怖がりの猫さんなどは静かなお部屋で順番までお預かりするなど看護師ならではの目線でケアを行います。受付で飼い主さんとお話しするのも大切なお仕事です。ペットさんのご自慢話なども喜んでお聞きします♪

●手術


 お昼休みには手術を行います。手術の助手はもちろん麻酔管理など獣医師のサポート業務を担います。安全に手術が終えられるよう出勤しているスタッフ全員で行います。

●お掃除後に退勤


 手術後お昼休みを取った後は午後の外来業務を行います、閉院前に徹底的にお掃除を行います。動物が集まる場所ですからどうしても臭いが発生しがちです。塩素やアルカリ水など二重でモップをかけピカピカにしてから帰宅します♪

 もちろんスムーズに進む一日もありますが急患がくればケースバイケースで対応します。
お昼休みがなくなることや残業になることもありますし、悲しい場面ももちろんありますが、元気になった動物たちと嬉しそうな飼い主さんの笑顔はなによりのご褒美です。

 動物病院にかかったときは気負いせずぜひ話しかけてみてくださいね♪
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